「Three Questions!進化型ファイナル完全版(出水聡)」のレビュー

出水聡さんの会話術教材、「Three Questions」を購入し、スマッシュヒット級の嫌教材だったので辛口レビューします。
教材の正式名称は「3つの質問だけで、可愛い女をセックスモードに強制誘導する悪魔のThree Questions!」と長いので、以下「Three Questions」で書きます。
※2015年7月31日販売終了です。
■2016年7月7日追記:リニューアル版として再販されています。レビューはこちら↓
>>『リニューアル版:Three Questions プログラム』は会話初心者様にオススメできないのでレビュー
目次【この記事の内容】
3つの質問で女性を落とす「Three Questions」とは?
この教材を製作したのは恋愛プロデューサーの出水聡さん。これまでに50本以上の恋愛教材を世に送り出してきた方で、このブログでも彼氏持ち女性を落とす「サイコロジカル法」と、逆ナンを作り出す「ロックオン法」をレビューしています。
今回紹介する「Three Questions」とは、恋愛を効率化させることを目的とした、心理誘導系の会話テクニック教材です。なぜ恋愛を効率化させる必要があるかと言うと、通常、男女の出会いからセックスまではかなりの手間と時間がかかるためです。
つまり、あなたが初対面の女性とセックスまで漕ぎ付けようと思った場合、通常コースだと「初対面→何度か食事→告白→付き合う→何度かデート→ホテル」という手順を踏まなくてはいけません。
実際にはこんな簡単なものではなく、「アドレス交換」や「デートの下調べ」「LINE・メールのやり取り」といったこまごましたものも加わってきますので、美人が目の前にいたとしてもセックスはまだまだ先。といった状態が続きます。
そのため、もっと効率よく、女性の気持ちを最速であなたに向けさせるという事はできないだろうか? という視点から生み出されたのがこの「Three Questions」です。
これと同じ視点の別教材としてはネットナンパ師:Saiさん製作の「ガールズマインドハッカー」があげられます。こちらも会話で女性と最速・最短手順で仲良くなり、女性をセックスモードに持ち込むための教材です。
どちらの教材も目的は同じなのですが、そこに行きつくまでの会話は正反対です。つまり、「ガールズマインドハッカー」は女性とプラスの話題で仲を深めていくことに対し、「Three Questions」は女性とマイナスの話題で仲を深めていきます。
「Three Questions」を読んだ印象を先に書いておきますと、あまり好感のもてる質問ではありません。それは教材内の音声や動画に収録されている女性も同じ意見のようで、答えるまでにかなり渋っているのがわかります。
私自身、教材を読み進めていくうちに「ウザい!!」という気持ちがハンパなく盛り上がり、最後まで読み終わらずに「残念教材」認定をするつもりでした。
ですが、これほどまで「嫌」という感情を刺激してくるこの教材はなんなのか?という理由が知りたかったので、真面目にレビューしてみることにします。
質問そのものよりも使い方を学ぶことが超重要
さて、教材のタイトルにもなっている3つの質問ですが、これは
- 1:今までにした悪いことベスト3は?
- 2:1人殺せるとしたら誰を殺す?
- 3:今までにしたエロいことベスト3は?
といったものです。一見してわかるように、この質問をすることであなたは女性の「誰にも言った事の無いマイナスの秘密」を共有することになります。
一般的に、それほど秘匿性の高い秘密は、よほど信頼感を抱いている相手か、親密な相手にしか話せないものです。それをあなたがこのテクニックを使って女性に話させてしまう事で、相手の女性の脳に「私、○○さん(=あなた)にこの秘密を話してしまったという事は、自分では気づかないだけですごく信頼していたのかも」といった錯覚を起こさせます。
この脳の錯覚と秘密を話してしまった解放感による相乗効果により、女性の気持ちをあなたにどんどん向かせていく…というのがこの教材の流れです。
これらの質問を前置き無しで使用した場合、当たり前ですが女性はドン引きします。そのため、この教材のメインコンテンツは「この3つの質問をどのように繰り出すか」という詳細な解説です。
この「どの様に繰り出すか」というポイントを120%理解しないとこの3つの質問は全く意味を成しません。意味を成さないどころか、マイナスの印象を与えて終わる可能性の方が高い質問ですので、使い方を完全マスターしておく必要があります。
再現が非常に難しい
まず、この質問をいきなりしてしまうとドン引かれますので、それまでの会話は明るく楽しいものにして、雰囲気を作っておく必要があります。
相手の女性が「この人(=あなた)といると楽しいな、何でも話せてしまいそう♪」のような雰囲気になってきたところで、ようやく一つ目の質問に取り掛かります。
…難しいですよね。
この質問は発案者であるはずの著者でさえ「仮にだよ?」「もしだよ、もし」「たとえば!たとえばの話で」「心理テストだから」といったオブラート的な言葉で包みまくってから質問しています。
著者でさえストレートな使用が困難なこれらの質問は、会話初心者の人が行うと即玉砕します。
この質問を使用するための必須能力としては、
- 女性を楽しませる会話ができる『会話力』
- どんなに訊きにくい質問でも質問できる『質問力』
- 女性の反応に応じて会話のトーンを変えていける『柔軟さ』
といった3つの要素が挙げられます。
これは「Three Questions」を読み終えた私の個人的な印象なのですが、どれだけ話が盛り上がっていても一つ目の質問をされた瞬間に一気に冷めます。
というか、それまで楽しい会話のみで盛り上げてきてますので、いきなりこの質問に切り替わったときのダメージ感がハンパないです。教材では2の質問をしやすくするための会話例を挙げていますが、それでもされた側としては「え?なんでそんな話題なの?」とまったく楽しめません。
加えて、質問2から3への距離感が遠すぎて、上手く誘導しないと「え?いきなりエロ?」みたいな感じで乗っかり辛いです。
また、女性からの回答を深堀することをオススメしていますが、うざいです。はっきり言って、楽しくないことを延々話すのは疲れます。嫌です。
動画&音声内では、女性の回答が一段落した後に、男性側が「楽しいね~」とコメントしていますが、棒読み感&的外れ感が否めません。
購入者と女性を選ぶ教材
この教材は購入者と相手の女性を選びます。
落ち着いた会話をしていては、「Three Questions」は再現不可能です。著者も教材内で言っているように、テンション上げめで楽しい会話が出来ている状態をキープし、お酒の力を借りつつ「ノリで訊いちゃった」くらいの勢いがないといけません。
そして、初心者が再現するためには動画や音声といった見本が必須です。テキストだけでは質問を使うべき雰囲気を知ることが出来ず、実行しても空回りに終わってしまいます。
ですので、女性と落ち着いた上質な会話を楽しみたいとか、女性と終始笑顔で会話したいとか、プラス思考でエロモードに突入したいとか考えている人は同ジャンル・同手法の「ガールズマインドハッカー」をおすすめします。こちらの教材の方が話していて楽しいし、また会いたいなと素直に思えます。
ガールズマインドハッカーは女の子のプラスな思考に意識を合わせて仲良くなります。
そして「Three Questions」では、女の子のマイナスな思考に意識を合わせて仲良くなります。
どちらの教材も女性の秘密を共有して最終的にエロモードに持って行きますが、その過程が全く異なります。
「Three Questions」では女性はあなたに恋愛感情は抱きません。このテクニックでは、女性の悪事や殺したい人を告白させますので、「恋愛感情」よりも、いわば「共犯者同士」が互いに抱くような親近感を、女性はあなたに対して抱きます。
この場合、あたりまえですが、女性があなたに対して魅力を感じたり尊敬心を抱いたりといったことは一切ありません。
ですから、本命の彼女を惚れさせたいとか、身体だけじゃなくて気持ちも自分の方を向いてほしいと思っている場合は、彼女のプラスの思考を利用する「ガールズマインドハッカー」が有効となります。
落とせる女性と落とせない女性
教材内では「Three Questions」が効かない相手として「経験の少ない女性」といったタイプをあげています。つまり、悪いことをした経験が少ないとか、普通のセックスしかしたことないとか、そういったタイプです(どちらかと言えば、私自身はこちらのタイプです)。
逆を言えば、このテクニックが最大の効果を発揮するのは「悪事を働いた経験が多そう」「変態的なセックスの経験がありそう」な女性という事になります。偏見かもしれませんが「元ヤン系」とか「ギャル系」の女性に多いのではないでしょうか。
例えば、動画講座に収録されている女性も
「彼氏の携帯なんて普通に見ますよ?」
「彼氏の携帯に元カノからのメールが来てたら彼氏が読む前に消したり、勝手に返信してました」
「それって、そんなに悪いことなんですか?悪いことだと思ってないんですけど」
と、なんだかすごいセリフをさらっと言っていますが、この教材のテクニックが効くのは、こういったタイプの女性です。
話題は辛いこと・嫌なこと・悪いことがテーマになりますので、メンヘラの人は購入しない方が良いですし、またそういった雰囲気のある女性には決して使うべきではありません。
加えて、純粋系の女の子や、女の子らしい女の子もおそらくドン引きされます。というか「この人…怖いしなんか嫌だ」という認定をされやすくなりますので、下手したら2度と会ってくれなくなります。
そしておそらくあなたも気付いていると思いますが、「相手の女の子のどんな悪事を知っても好きでいられる自信がある」という条件が、購入のための最重要要素になります。
この「Three Questions」は、相手の女の子の過去の悪事や殺したい人を話してもらう教材ですので、「全て受け止められる自信がない」といった人は購入すべきではありません。
ありすが採点しました
価格は適切か?
8/20点
「会話で女性をエロモードにさせる」という同ジャンルの「ガールズマインドハッカー」が同価格帯です。「ガールズマインドハッカー」では雰囲気作りのための会話テクも解説されていますが、「Three Questions」ではその解説がすっぽ抜けていて、この3つの質問の使い方の解説に徹底してします。
「Three Questions」テキスト教材の中盤はコミュニケーション理論と出会い系サイトのプロフィール作成解説、そして出会い系パーティー攻略法が解説されているのですが、「Three Questions」実行に必要なものはこういった出会い系ノウハウではなく、雰囲気作りのための会話ノウハウです。
こういったあまり関連の無いことにページを割くのであれば、会話の為のノウハウをもう少し掘り下げて欲しかった感があります。教材の解説が偏っており、女性と雰囲気作りのための会話ができない人は「Three Questions」以外にも別教材を購入しなくてはいけないため、コスパはそれほどよくありません。
販売広告は適切?
10/20点
まず、販売ページ内に掲載されている「購入者へのインタビュー動画」が驚くほど棒読みでサクラ感が否めません。これで購入者が減っていないか逆に心配になります。
次に、「初対面の純情な女の子」にも効くと書いてありますが、前述したようにそういったタイプの女性には効きにくいです。女性のターゲットは「元ヤン系」「ギャル系」といったある程度悪事やエロ経験のある女の子です。
そしてこのテクニックを使えるシチュエーションに「昼休みの会話中」が例として挙がっていますが、無理です。質問内容を見て頂いてわかるように、真昼間にする会話ではありません。学校・会社の昼休みにこの会話を繰り出してしまうと即KY認定です。
加えて、販売ページのQ&Aでは「会話が極端に苦手でもご心配はいりません」という内容が掲載されていますが、無理です。「Three Questions」実行のために必要なものはその場の雰囲気作りです。ある程度テンションを高めた楽しい会話が出来ない人は再現困難です。
煽り販売などの記述は特に見当たりません。
非モテ男子でも再現可能なテクニックか?
8/20点
非モテ男子かというより、会話がままならない人は再現不可能です。
この教材は、女の子と楽しい会話をスムーズに行う事の出来る、いわば会話中級者以上でないと効果は発揮されません。
応用可能な力が身に付くか
16/20点
身に付きます。女性から秘密を話させるという誘導テクニックや、空気を読む力が主に強化されます。
女性とマイナス要素の会話をすることに特に抵抗がないという方は購入して損はありません。
女性がされて嬉しいテクニックか
10/20点
質問自体は全く嬉しくありません。
この質問を「されて嬉しい質問」に変えるには、その場の雰囲気作りが最重要です。
女性が答えた事に対して1mmもひるまず、全て受容してあげれば「秘密を話すのって気持ちいい!」と女の子が思ってくれますので、質問そのものよりもその場の雰囲気作りが出来るように会話テクニックを磨く必要があります。
結論!ありすの評価は?
52/100点
微妙です。
理由は(個人的な意見ですが)この質問だと会話をまったく楽しめないからです。私が真面目なのかな? とも思いますが、この質問に答える事でどうしてもマイナスな思考をしなくてはいけませんし、そもそも拒否しても何度も同じことを訊いてくるのでウザいです。
何というか、決まれば効果はあるとは思うんです。そして、私も実際にこの質問をされたら内心「嫌だな」と思いつつも、たぶん答えると思います。それは「異性(=あなた)に悪く思われたくない」という、女性の本能的な部分が影響しています。
ですが、マイナスの会話しかしていないので、女性側としては後味の悪さが残ります。なので、女性と長く関係していきたいとか、本気で付き合いたいとか思っている人には向きません。一晩だけの関係とか、そういった場合なら使えると思います。
さて、テキスト84~85ページにかけて、何割くらいの女の子に使えるのかという記述があります。テキストでは、
とはいえ、90%の女の子には通じますのでご安心ください。
私なら10%に入った純粋な女の子を好んで狙ったりします。
と書かれていますが、動画を見てみると「98%の女の子に効く」「残り2%には使わない」と言っています。
このテクニックが効くのは何%なのでしょうか。少数派の女の子には使った方が良いのでしょうか。それぞれの内容が矛盾していることもあり、どうやらこの数字には根拠はなさそうです。
また教材122ページから共著者である白石謙さんの出会い系パーティー攻略法が解説されているのですが、ここに気になる記述を発見しました。長いので要約してお伝えすると、
パーティー参加の為には条件を必ず満たす必要はありません。
私も資格免許の提示が必要な「年収1000万以上限定」パーティーで給料明細を改ざんして参加しました。
あなたも是非いろいろなパーティーに参加してみてくださいね!
要はパーティー運営会社と女性を欺けと。
……ダメでしょ!!!!!!!!!!!!
こういう、人を騙すテクニックを堂々と教材内に書いていることが驚きです。本気で腹が立ちます。
何がダメなの?という方にはもう付ける薬もないですが、まあ、例えばですよ? 男性規定なし、女性年収1000万以上限定というパーティーがあったとして(ありませんけど)そこで出会った女性とあなたがお付き合いすることになって、さあ結婚、という段階で女性から「ごめんね、じつは家事手伝いのフリーターで無収入なんだ☆」みたいな告白をして来たら即破断ですよね?
会話があまり楽しくないことと、人を騙すテクニックの記述が気になったのでこの教材はおすすめできません。
同じテーマ・価格帯なら「ガールズマインドハッカー」に軍配があがりますので、そちらをおすすめします。
※この商品はオススメできないためリンク致しません。
※「Three Questions」は2015年7月31日販売終了です。
「Three Questions」は「元ヤン系」「ギャル系」の女性向けで、販売ページにある「純情な女性」への効果は期待できません。話題もマイナストークで後味が悪いので女性的にはオススメできない教材です。
ただ、同じKABUTOさんの教材でもこの教材↓は秀逸でした。
>>「モテ会話マスタープログラム」と「ガールズマインドハッカー」で彼女が出来た話
■2016年7月7日追記:リニューアル版として再販されています。レビューはこちら↓
>>『リニューアル版:Three Questions プログラム』は会話初心者様にオススメできないのでレビュー
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タグ:出水聡, 会話術, 残念教材, Three Questions