【女性がレビュー】『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』は物足りなかった。

女性がレビュー「ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)」

こういった方向けに、女性側からの本音をお伝えする記事です。
販売ページには、
このツールとマニュアルで、ありのままの自分で女性を惹き付ける「引力」を手に入れる
とありましたので、私自身を実験台として「本当にこのツールとマニュアルで、【私という一女性】が惹きつけられるかどうか」を検証しました。
先に結論から書きます。
男性に好かれたい、自尊心の低めな女性でないと効きにくい。
ツールはプロフィールを作り込まないと意味なし。
となりました。
今回、レビューするにあたり
- 7時間18分16秒の音声を全て聴き、
- 69ページのPDFテキスト全てを読み、
- セールスレターにあるように、このノウハウを「なんのとりえもない45歳のしがないサラリーマン」が実践したとして女性目線で検証
しました。教材としては大ボリュームで、かなりしんどかったです…(;´Д`)
以下、『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』はなぜ中級者向けなのか。なぜツールだけではマッチングすることが出来ないのか。一女性としての視点で解説していきます。
目次【この記事の内容】
『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』ってどんな教材?
ジャンル | Pairs(ペアーズ)ツール+攻略マニュアル |
---|---|
著者 | 佐野ともやす・瀬名晴太 |
内容 | ・マインドセット ・プロフィールの書き方 ・写真の魅せ方 ・Pairs内でのアプローチ ・LINEでのやりとり ・デートの誘い方 |
閲覧方法 | 購入者専用サイトでの閲覧・ダウンロード ・音声ノウハウ(計7時間18分16秒) ・PDFテキスト(計69ページ) |
『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』は、恋愛・婚活マッチングサービスのPairsに特化した、足跡&いいね自動化ツールと、攻略ノウハウがセットになった恋愛教材です。
著者は佐野ともやすさん、瀬名晴太さんのお二方です(※ただ、教材ノウハウをメインで解説しているのは佐藤さんの方で、瀬名晴太さんは序章や特典に少し登場するくらいで、あまり解説は行なっていません)。
このお二方がPairsで女性とマッチングすることを目的として、
- 自分のいいねを増やすために、足跡といいねを自動で付けるためのツール
- 訪問してくれた女性があなたのことを魅力的な男性だと感じさせるノウハウ
を製作し、まとめたものが、本作『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』です。
? なぜいいねを集める必要があるの?
自分のいいねを増やす理由は、いいねの数が多いことで注目されるためです。Amazonや楽天の商品でも、レビュアーが1人の商品よりも、500人の商品のほうが注目されやすいのと同じ理由です。
相手に足あとといいねを付けることで、自分のプロフィールに誘導し、そこで自分という人間に興味を持ってもらっていいねを集めることが第一段階。
いいねの数値が高い状態で、様々な女性から興味を持ってもらい、マッチングしやすくなるのが第二段階です。
実際の教材はどんな内容かと言うと、大きく「ツール」と「ノウハウ」に分けられます。順に紹介します。
足あと+いいね自動ツール
足あと+いいね自動ツールは、購入者専用サイトからダウンロードして、パソコン(※Win・Macどちらでも可)上で使用します。スマホのみでは起動しないので注意です。
ver1.0.3以降では「いいね」を消費せずに「足あと」だけを付けられるようになりました。「いいね」を付ける相手は実際にプロフィール画面を見てから判断したい、という方にとっては使いやすい更新です。
Pairs攻略ノウハウ(音声+レジュメ)
ノウハウは、基本的に佐藤さんが解説する音声と、その音声をまとめたPDFで構成されています。
どちらも購入者専用サイトで各コンテンツごとに分けられて用意されていますので、必要なところにすぐアクセスすることが出来ます。
音声はMP3なので、スマホで聴く場合はMP3用のアプリがあると便利です。
↑こんな感じのもの。
レジュメは背景が黒なので、そのまま印刷して書き込み…は難しいと思うので、文章だけテキストファイル化させるか、スマホ上での閲覧が望ましいです。
『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』各章の内容は?
ざっと目次を紹介します。
- UNIT-0:全体像
音声:34分27秒
テキスト:5ページ - UNIT-1:マインドセット
音声:前編20分56秒 後編1時間6分23秒
テキスト:9ページ - UNIT-2:プロフィール・ストラテジー
音声:前編46分28秒 後編1時間5分58秒
テキスト:15ページ - UNIT-3:画像戦術
音声:49分29秒
テキスト:7ページ - UNIT-4:アプローチ・メソッド
音声:52分25秒 補足16分4秒
テキスト:10ページ - UNIT-5:LINEメソッド
音声:前編55分9秒 後編1時間3分32秒
テキスト:9ページ - UNIT-6:デートの誘い方
音声:前編46分50秒 中編20分37秒 後編21分44秒
テキスト:14ページ
このように、音声解説が計7時間越えと非常に長いノウハウです。
テキストは書き起こしではなく、音声解説の軸となっている部分がまとまっています。音声では解説していて、テキストには載っていない…という部分も多かったので、音声を聴きながらメモを取ることでより完璧に近くなるかと思います。
また、音声での解説が長いので、有益な情報をしゃべってくれているんだろう…と思われそうですが、個人的には「全く刺さらないノウハウ」でした。核心を突かず、耳障りの良いことを長く話している印象です。
正直、このノウハウを使ってマッチング率が上がる人は、相当勘のいい人だと思います。以下、その理由を解説します。
『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』のここがダメ
言葉で全部説明しようとし過ぎている
例えばなのですが、プロフィール写真の撮り方や、サブ写真についての解説では、全てを言葉で解説しているため、逆に分かりづらくなっています。
言葉でしっかり解説してくれているならいいんじゃないの? 長文ってことは細かく指導してくれているんじゃない?
言葉や雰囲気に関するノウハウならそれでも許されます。ただ、画像についての解説でもそれを行ってしまっているのでわかりづらいのです。
つまり、「履歴書のように真面目な印象でスーツが望ましいです。顔もはっきりわかるといいですね。でもやりすぎると固いので…」と長々と述べるよりも、イメージ写真を一枚見せて
「↑こんなイメージです。固すぎず、笑顔を女性に向けられるといいですね」
のように解説してあったほうが、わかりやすいはずです。
恋愛アプリを使い慣れている中級者以上だったら文章だけでの解説でもわかるのかもしれませんが、初心者には難解です。そもそも、上手くいっていない初心者向けに作られた教材のはずなので、説明はもう少しわかりやすくしてほしかった感があります。
文章だけの解説だからわかりにくい、という話ではありません。例えば出会い系アプリ系教材でメイン解説が文章、という教材だと横山建さんの『出会いテンプレート』などがあります。読みやすさは『出会いテンプレート』方が簡潔で読みやすいです。
■参考ページ;

『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』は余分なことを長々と書きすぎ…という印象です。
女性には期待感の前に「不安感」がある
ネタバレにならない範囲でざっくりと書きますと、
女性はこれから、あなたと出会う期待感に溢れているので、その期待値を超えることが必要
といった説明があります。
「女性には期待感がある」ことに関しては間違いではないのですが、マッチングサイトにおいては、期待感よりも「不安感」の方が大きいです。
と言うのは、相手がどんな人間なのか、ヤリ捨てするような男性なのか、それとも誠実な男性なのか、プロフィールだけでは分からないからです。
期待でワクワクするよりも「この人は安全な人間なのか?」といった不安感の方が高いので、そこをクリアしていかないといけません。
それと同じです。相手も不安を抱いています。
むしろ、妊娠のリスクがある以上、女性の方が不安感が高いかもしれません。なので、期待感よりもまず「不安」を「安心」に変えてあげないといけません。
当ブログで紹介しているS級・A級教材はこれらの点をクリアしているのですが、本教材『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』ではそれに関する記述が薄く、相手との会話例もそれに伴いちょっとズレた発言になっていました。
ズレている会話
よくある間違った恋愛会話の例として「依頼」があります。「コーディネートしてほしいな」とか「〇〇ってバンド詳しいんだ? 教えてよ」みたいなやつです。
こういった「依頼」のテクニックは、信頼関係が充分構築できて、相手とも友人レベルで仲良くなった場合のみ使用できる会話です。しかし、『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』ではそういった下準備無しでいきなりこの会話を使用するよう会話例が組まれています。
つまり、LINEに移行してすらいない、まだPairs内でのやりとりという「女性があなたに対してLINEという個人情報を教えず、あなたの人間性をまだ見定めている段階」で「〇〇教えてよ」「コーディネートしてよ」「ニックネーム付けてよ」などと相手に迫る会話でぐいぐい来るので、女性側としては「え…何この人…なんかものすごく押してくるな…」と、逃げ腰になります。
「今度の日曜日に設定に行ってあげるよ」「今度の土曜日に貸してあげるから」「一緒に行ってあげるよ」などの言葉でLINEに誘導する…とのことなのですが、それ普通に怖いです。
そういった会話は友人レベルの距離にいる相手同士がLINEで話が盛り上がったあたりですることであって、まだPairs内で相手を見定めている時にやってしまうと逃げられる可能性の方が高いです。というか私なら逃げます。
手順がかなり入り乱れている
ノウハウの手順がかなり入り乱れています。
内容がコンテンツごとに分けられていて見やすいな…と思っていたのですが、前述のように
- 信頼関係を構築してから行うべき「依頼」のノウハウが、知り合ってすぐの段階のコンテンツで紹介
- LINEノウハウでなぜか「花見でリーダーシップを発揮する方法」が解説
と初心者ほど混乱しやすい構成です。
そうです。『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』での解説をちょっとカレーのレシピに例えてみます。
一般的な恋愛教材の解説をカレーのレシピに例えると、
- 1.肉と野菜を切る
- 2.中火で肉を炒める
- 3.野菜を加える
- 4.水を加えて15〜20分煮込む
- 5.火を止めてルーを入れて15分煮る
のように時系列で解説されます。
でもこれでも不十分で、料理初心者さんにはわからないんです。
肉と野菜を切る
→肉って何の肉?
→野菜って何の野菜?
→切るってどのくらい大きさ?
→皮は剥かないの?
みたいに。
良い教材だと、このあたりまでしっかり解説されています。
で、『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』ではこの解説の時系列がちょっとごっちゃになってるのと、謎のテクニックも含まれているので、カレーのレシピに例えると
- 玉ねぎが透き通るくらいまで炒める
- 肉を炒める
- 野菜を切る
- まぜる
- 水を加える
- 15分煮込む
- 肉を切る
- ちょっと焦がす
- カレールーを入れる
のようになっています。
初心者さんだと一見わからないのですが、中級者以上が見ると「あれ?」みたいな時系列と、テクニックになっています。
なので、中級者さん以上であれば、教材の良い部分だけを抽出して自分のテクニックとして使うことが出来るのだと思いますが、初心者さんほど鵜呑みにしてしまって自滅する可能性が高いので、「恋愛初心者さん向け」である当ブログではあまりオススメできない、という結論になりました。
ぶっちゃけ、マッチングアプリノウハウだけなら『NET SPIRAL』の方が写真多様でわかりやすいので良いです。



『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』は足あと+いいね自動ツール目当てに買うならいいかもしれませんが、そのツールもあなたのプロフィールが魅力的でないといくら足跡つけてもいいね付けても意味が無いので、買っても買わなくてもいいかな…という印象です。
やっぱり、いいねしてこられても、足あと付けてこられても、訪問した先の相手のプロフィールが魅力的でないと、いいねは押しません。
以下、採点で評価してみます。
ありすが採点しました
価格は適切か?
ツールに魅力を感じている人や、無期限のメールサポートに魅力を感じている人なら適正かもしれませんが、正直、このノウハウの内容だと高いです。
ノウハウ自体は抽象的なものが多く、Twitterや恋愛ブログ、Youtube、noteなどで探せば同様の情報は得られると思います。それほど秘匿性のある情報も無かったので、ノウハウとしては高いと感じました。
自動で足あとといいねを付けたい…!と渇望している人や、佐藤さんファンのみ、買いだと思います。
販売広告は適切?
なので、ペアマティックが気になっているなら、
参加制限がかかる前にチェックだけしておいてください。
と、「間もなく終了です」と題されたメルマガで急ぐようオススメされるのですが、参加制限はかからず、いつでも注文できます。
また、販売ページにおいて
『“あるサイト”を使えばあなたにピッタリの女性と出会うことは簡単』
とありますが、7時間越えの音声からも分かるように簡単ではないです。自己分析と、相手の状況に応じた会話のやりとりが求められますので、手間と判断力はどうしても必要です。
非モテ男子でも再現可能なテクニックか?
非モテかどうかというよりも「自己PRスキル」を必要とされるノウハウです。
マッチングアプリはよく採用試験に例えられますが、Pairsのプロフィール画面は履歴書で、採用担当者がプロフィール画面を見ているような状態…と書くとわかりやすいかもしれません。
ただ、「『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』のノウハウを使っている相手に自分は『いいね』をおしたり、やりとりスタートさせたりするかな…?」と考えると、ちょっとイマイチです。
と言うのは、前述のように抽象的な表現が多く、時系列もかなり入り乱れているノウハウだからです。一を聞いたら百を知るくらいの勘の良い男性なら、ノウハウをしっかりと再現してマッチングも出来ると思います。
効果的なノウハウも確かにあるのですが、それらは恋愛において効果的、というよりも「人として当たり前のマナー」だったりもするので、正直市販本のマナー書やコミュニケーション論を読んだ方がコスパは良い気もします。
なんかこう…「ザ☆情報商材」みたいな裏まで突っ込んだ内容ではなく、普通のちょっとモテ始めた人があれこれまとめてみたノウハウ。という感じなので物足りなさはあります。
応用可能な力が身に付くか
正直微妙です。
基礎がブレているので、この上に何か積み上げようとしてもかなり難しいと思います。
Pairsに特化した攻略法なので、もっと図説多様で攻めてほしかった感はあります。例文も私から見ると「ええ…」とちょっと引いてしまうものだったので、自分の頭で考えて、書き換えないといけません。
女性がされて嬉しいテクニックか
人による、と言えます。結構初めの方からグイグイ押してきて弄ったりするノウハウなので、自尊心低めの女性なら効くかな…という印象です。
そういうタイプの女性は「求められること」「弄られていること」が自分に対する好意、愛情だと思うので、「私こんなにモテている!」と恋愛モードに入ってきてくれる可能性があります。
何を隠そう、私も一時期そういう時がありました。ただ、そういったことから始まる恋愛はだいたいあまり幸せにはならないので、避けるようになりました。
『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』を読みながら書いた私のメモには
女性として求めてくるんじゃなくて、もっと人として話がしたい。この人は自分と合う人間なのか、そこから見定めたい。人対人の会話がしたい。
という一文があります。
出会ってすぐグイグイ押してくるのは、やはり「女性」の部分を求められているからであって、そういうことから始まる恋愛は身体を求められることが異様に早いので、個人的に遠ざけるようになった経験があります。
なので、私のようなタイプではなく、純粋に「モテることがうれしい」と感じられる、自分に対しての自信がちょっとなさげな女性なら効くかな…という印象でした。
結論!ありすの評価は?
正直、残念教材となったことにホッとしています。
というのは、教材を読みながら、「こう読めば使えるかも」「この部分だけ抽出すればそんなに悪くないかも」と悩みながらメモを取っていたからです。評価を合計して、「ああ、そんなに良くなかったんだな」「自分に嘘をついて、オススメしなくていいんだ」と思えたことに安堵しています。
やっぱり、良い教材があればオススメしたいと思っています。恋愛に悩む人は多く、なにか私でも知り得ないノウハウがあれば、「これ良かったよ!」とお知らせしたいからです。
ただ、今回の教材『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』は、ツールはまだしも、ツールを生かし切れるだけのノウハウが不足していた、ということが決定的だったと思っています。
いくら便利なツールがあっても、「あなたそのもの」が魅力的でないと、いいねは押されないのです。そのためにはツールだけでなく付属のノウハウがきちんとあなたを魅力的に魅せるためのノウハウを解説すべきであって、そこが一女性として読んだときにイマイチだったのが残念でした。
Aをやるといい。Bをやるといい。とあるのですが、じゃあ実際の会話で、デートで、どのように組み込んでどのように展開させていくか? って考えてしまうと、止まってしまうのです。
物足りない、イマイチ。的外れな球を打つんじゃなくて、もっと本気で来い! …というのが『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』の印象でした。
『ペアマティック・プロジェクト(P.M.P)』はツール目当てに買うならOK。ツールを生かすためのノウハウがイマイチ。
当ブログ「モテ道」読者層である「彼女いない歴=年齢」の方がマッチングアプリでの成功を目指すなら、まず初心者向けの『NET SPIRAL』からの着手がオススメです。
※残念教材のため、当ブログからの購入リンクは貼っておりません。
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