「NET SPIRAL(出水聡)」は口下手だと再現困難?販売ページからその理由をレビュー

出水聡さん著の「NET SPIRAL」

先月末に「NET SPIRAL」というネット出会い系ノウハウ教材が発売されました。
>>販売ページはこちら

教材以前に、販売ページの怪しさが気になって購入していません。
※追記:その後、レビュー依頼を頂いたため、購入しました。関連記事はこちらです。
>>女性が「NET SPIRAL(出水総)」をレビューしてみた結果…判断に困った
>>「ネット出会いノウハウNET SPIRAL(出水総)」の特典付きレビュー

そのため、ここでは教材の内容はレビューしませんが、怪しさ満載の販売ページをレビュー&ツッコミしてみようと思います。

さて、この教材を販売しているのは「株式会社KABUTO」さんです。KABUTOさんの恋愛教材では、「Three Questions!」(残念教材)、「ロックオン法」(B級教材)、「サイコロジカル法」(A級教材)の3教材をこのブログでレビューしています。評価を見て頂いてわかるように、当たりハズレの大きい販売社さんです。

さてご存知の通り、当ブログの記事は「年齢=彼女いない歴」という恋愛超初心者さん向けに執筆しています。そんな方々をターゲットとした「NET SPILAL」は「ネットでの出会い」のみに特化して「会話下手の男性でも出会える」というキャッチコピーで押してきています。

ですが、販売ページを読むと「口下手な男性では付き合うまでに至らない可能性」が浮上してきました。加えて、販売ページも「何これ?」と疑問が残る記述であふれています。

そんな、悪い意味で価格不相応の印象を受けましたので、片っ端からツッコミを入れていきます。

1日7分の根拠とは?

出水聡さん著の「NET SPIRAL」の広告

販売ページの最上部に「一日7分程度で、今までまともに会話したことも無いような可愛い女性との出会いが量産できます」と書かれていますが、この7分に対する根拠がページのどこにも記載されていません。

実際にこの教材のノウハウを実践してみたというセミナーでは、初心者が出会うまでに6時間かかっていますし、ラインのやり取りの例では仲良くなるまでに2時間かかっています。

著者の一人である白石謙さんが検証している内容では24時間かけて23人の女性とやり取りを開始しましたが、実際にデートの約束にこぎつけたのはそのうち3人です。24時間は1440分ですから、1人とデートの約束をするのに480分、ということは一日7分では2か月以上かかってしまいます。

2か月で一人では「出会いを量産」しているとは言えませんし、「可愛い子とガンガン出会えた」というコピーとはズレています。この7分という数字は一体どこから出てきたのでしょうか?

7分の根拠を販売ページ内に載せられないのであれば、実践結果をそのまま「一日あれば出会えます」のように書いておけば、十分目を引くコピーになると思います。

まだある根拠不明の数字

上記7分以外にも

どんなに反応が良いと言われているサイトを利用しても、実に96%の方が思うように、目当ての女性と出会えていません。

だったり、

我々プロ目線からすると、約78%の男性がアピールさえしていません。

といった数字がちらほら出てくるのですが、数字だけが出ていてその根拠となるものが一切記載されていません。

過去、「Three QUestions!」でも数字の根拠が示されていませんでしたので、今回の数字も適当に打ち出したパーセンテージである可能性も否めません。

販売ページ中間部ではプロフィールを変えたことで「いいねが5件から68件の13倍になった」としっかり証拠画像を出していますので、それ以外の数字に根拠・証拠がないのが余計気になります。

こういった数字を多用するのであれば、上記「いいね」のようにその根拠・証拠もそれぞれ示して頂けると信頼感が増すと思います。根拠・証拠を示すことは、販売ページや販売会社の信頼向上にも役立つと思いますので、是非改善して頂きたいです。

ネット上で出会いを完結?

販売ページを読んでいくと、

NETSPIRALとはまさに、ネットに存在するあらゆる”出会い目的のサイトやサービス”を攻略し、普段では決して出会えないレベルの女性との出会いを実現する方法です。

しかも、対面せずにネット上で出会いを完結するので、会話下手や夜中しか時間のない方、そして恋愛に自信のない方でも成功できる方法です。

と書かれていますが、私の日本語力が無いのか、意味がわかりません。

「出会いを実現する方法」と書いておきながら「対面せずにネット上で出会いを完結」とはどういう事でしょうか。ネット上で完結しては、出会わずに延々とメッセージのやり取りをしていくイメージしか浮かばないのですが。

販売ページを読んでいくと、この販売者さんと私の「出会い」の定義が違う事がわかりました。

つまり、この販売者さんは「結果を問わず、ネット上で女性と接触することが出会い」と定義しているようです。これは前述の白石謙さんの出会いの結果が、実際に出会ったのは3人なのにもかかわらず「何十人と同時の出会い」と表現していることからわかります。

私は「現実に女性と対面することが出会い」と思っていましたので、差が出来ていたようです。

…うーん

それなら「ネット上で出会いを完結」などという言い方はせずに「時間がない方でも出会えます」だけで充分だと思います。私のように理解不能に陥って怪しく思う読者もいるかもしれませんので、この一文は取った方が余計な疑いを掛けられずに済みます。

余談ですが、過去の「女性の罪悪感を操り、女性を貴方に依存させるメールテクニック」の記事でも触れましたが、メールやLINEが教材の中心となる場合、教材著者が正しい日本語が出来ていることが最低条件です。

出会い系の教材を実践していく上では、相手と主に言葉のやり取りしかしません。そのため、指導する著者の方が誰にでもわかる正しい日本語を身に付けていないと効果は半減です。(現に私はこの一文で購入意欲をだいぶ削がれました)

本当に会話できなくても大丈夫?

ちょっと想像してみてください。

出会い系で知り合った女の子。写真も可愛いし、毎日のLINEのやりとりも楽しい。意気投合して、ついにデートの約束を取り付けた日。

待ち合わせ場所に現れたのは、大人しそうな女の子。写真よりもちょっと地味そうな雰囲気。加えて、あなたが何を聞いても「ええ…」「はあ…」と会話が続きません。

「そうだ、この子会話が苦手って言ってたし、俺が盛り上げてあげなきゃ」とあなたはこれまでのLINEのやりとりを思い出し、あれこれ話題を提供しますがLINEと違ってイマイチ盛り上がらず…デートは終了。

盛り上がらないデートも終わり、あなたは自宅へと戻ります。
さて、どんな気分でしょうか?会話は本当に必要ありませんか?

「NET SPIRAL」では、会話下手の人でも実際に出会う前に仲良くなっておくから大丈夫!と言っていますが、本当にそうでしょうか?「想像と違った…」と女性から思われないと言い切れるのでしょうか?

私がこれまでレビューしてきた出水さんの教材すべてに共通しているのが、「会話中級者向け」という事実です。前述の「Three Questions!」も「ロックオン法」も「サイコロジカル法」も、会話下手の人はまず再現できません。そのため、この教材も会話下手の人では再現できない可能性があります。

会話下手の人が出会う前に盛り上がってしまうと、実際に出会った時にマイナスのギャップが出来てしまいます。忘れてはいけないのが、出会い系というシチュエーションでは相手の女性もあなた以外の男性とやりとりをしているという事実です。

ということは、あなたの代わりはいくらでもいるということです。いくら出会いが量産できたとしても付き合うまでに至らなければ、それは時間とお金をドブに捨てているようなものです。

あなたも、ネットで知り合った女性と実際に対面した時に「これは無いな…」と思ったら他の女性を探しに行くのが普通ではないでしょうか?

ネット上のやり取りが盛り上がって、実際に対面したら盛り下がる相手と、
ネット上のやり取りが普通で、実際に対面したら盛り上がる相手。
あなたはどちらを選びますか?

気になる表記あれこれ

この教材の著者である「白石謙」さん「灰野薫」さん、このお二方のプロフィールに「大手ASPにてEBOOK1位獲得」と書かれていますが、なぜタイトルを出さないのでしょうか?

1位を取ったのなら、ここにタイトルを出した方が広告にもなりますし、そのEBOOKが実際に存在すると証明することで信頼感も増します。

タイトルを出せないのなら無駄に不信感をあおるだけですので、プロフィール欄から削除したほうが良いと思います。是非、タイトルを教えて頂きたいです。

また、グラビアタレントの「篠乃」さんという女性が教材内に登場すると販売ページに書かれていますが、名前が間違っています。正しくは「紫乃」さんです。教材作成に協力頂いた方の名前の誤表記は、販売者としてあまりよろしくないかと思います。

煽り文句と自信のなさ

「会話が苦手な中年の方でも即日結果が出る」
「数多くの日本中の男性が結果を出している方法です」
「初心者全員が大成功!」
「未経験者が見よう見まねで試しても結果が出る!」

キリがないのでこのくらいにしておきますが、煽り文句が多すぎです。販売ページ冒頭の「交際率95.5%」の根拠も出していないので、本当に結果が出るのかわかりません。

自信の表れなのかな…と思いながら販売ページを更に読んでいくと、下の方のQ&Aで気になる記述を発見しました。

これは個人的な印象ですが、上記の「会話下手ですが、出会えますか?」という質問に対しての回答が、逃げの姿勢に感じられます。

「出会うまでは会話は一切ありません」は「出会ってからは会話が必要となります」と読み替えられますし、「この方法であれば、成功するはずです」「仲良くなる確率も他の方法よりも高いはずです」と、煽り文句とは一転して弱気になっています。

加えて、特定商取引上の表記のページには「本商品に示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証したものではございません。」ともしっかり書かれています。

えーと、煽り文句で買わせようとしてませんか?

自分にこの教材は本当に必要か?

「NET SPIRAL」は販売直後という事もあり、良く売れているようですが、購入した人はこれらを疑問に思わなかったのでしょうか? 価格も2万円越えと決して安くありませんので、購入前にはしっかりと販売ページを読み込み、自分のレベルで再現可能かどうかをしっかりと考えることが必要です。

この教材がターゲットとしているのは、「会話が下手で出会えない人」です。ですが、会話下手の人がこの教材を買っても、出会うだけ出会って付き合うに至らずに終わる可能性が高いです。会話下手の人がこの教材を再現する場合、ガールズマインドハッカーのような会話術教材と合わせて実行していかなくてはいけませんので、コスパはあまり良くありません。

逆に、この教材が向いているのは「女性と会話することがそれほど困難でない」プラス「出会いのきっかけが少ない」人だと考えられます。

教材を選ぶときのポイントは、「本当に自分にはこの教材が必要か?」と一度自問してみる事です。販売ページをよく読み込んでみると、教材実践の際に最低限必要なスキルが書いてあります。なんとなくよさそうだから…という理由で教材を買ってしまうのは、教材コレクターと化してしまう危険性がありますのでやめましょう。

「NET SPIRAL」はもしかしたら優良教材かもしれませんが、「販売ページがおかしい」「会話下手な男性が実際に会った時のギャップを埋めるための方法が書かれていない」といった点が気になりましたので、今のところ購入する気が起きませんでした。

※追記:購入しました。関連記事はこちらです。
>>女性が「NET SPIRAL(出水総)」をレビューしてみた結果…判断に困った
>>「ネット出会いノウハウNET SPIRAL(出水総)」の特典付きレビュー

●まとめ●
「NET SPIRAL」は「会話が中級者レベル以上で出会いがない人」向けの教材である可能性が高いです。出会ったときにがっかりされないためにも、最低限の会話は出来るように会話テクを身に付けておきましょう。
そして、教材コレクターにならないためにも、購入前に販売ページを読み込むことは必須と覚えておきましょう。
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