「デートの教科書(田辺祐希)」よりもコスパが良い本があったのでレビュー

レビュー依頼を複数頂いていた、田辺祐希さんの「デートの教科書」をレビューしていきます。

個人的な結論としては「会話力を必須とする、中級者向けデートノウハウ教材」でした。当ブログ「モテ道」は、「年齢=彼女いない歴」という恋愛超初心者さん向けに運営していますので、中級者向けとなる本作はどうしても評価が伸び悩みます。

以下、詳細にレビューしたいと思います。

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「デートの教科書」ってどんな教材?

「デートの教科書」は、その名のとおり「デートのポイントを解説した、デート攻略教材」です。あらゆるデートパターンを紹介するといった事典のような内容ではなく、心構えやデートにおける注意点、実際のデートの内容など、様々なノウハウを解説してくれます。

著者は田辺祐希さん。元ホストの経歴を持ち、現在は海外で生活しながら恋愛コーチングをビジネスとしている方です。その田辺さんが、半年間45万円(!)の授業料でコンサルしている生徒さん向けに「デートの攻略本」として配布したのが本作だそうです。

そのため、本作はどうしても「田辺さんが直接コンサルして、モテる基礎が構築されている人向けの教材」になっています。半年間で45万円ですから、かなり濃厚なコンサルだと思われます。

そして販売ページを読む限り、コンサル生さんは「女性との初回デートはできる」というレベルです。「第一印象をよくするためにはどうしたらいいのかわからない」とか「会話力が無くて困っている」とか、そういうレベルではありません。

つまり「デートの教科書」は、女性から第一印象で良いと思われ、それなりに楽しい会話をし、女性から「デートしていいかな」と思われている男性向けの教材だと言うことです。決して、右も左もわからない初心者向けの教材ではありませんのでご注意ください。

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教材の構成は、263ページのPDFテキストと、テキストの内容を収録した約5時間50分のMP3音声ファイルです。動画等はありません。購入者専用サイトより、必要分をダウンロードして使用します。

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教材の内容は、デート以前の心得からはじまり、実際に女性を落とすデートの流れまでを解説しています。教材は全5章で、「第1章 好きな女性とデートするときの典型的なダメな事例」と「第2章 マインドについて」では、行ってはいけないダメな例と、デートに臨むうえで身につけておきたいマインドの解説です。

続く「第3章 デートの内容」では、デート中にどのような点で気をつければ女性に好印象を与えられるかを述べ、「第4章 初デートからの流れ」では、3回のデートで女性を落としていくにあたり、各回のデートでどのようなアプローチをするべきかを示しています。

最終章の「第5章 あなたの数か月後」では、教材を買う前と買った後のあなたの行動を物語形式で読み、デートの成功パターンを脳に印象付けていきます。

さて、本教材は「デートの教科書」というタイトル通り、「これがデートにおける正解です」という著者なりの見解を示した内容になっています。

そのため、レビューする側の私としては「このデートで、私は落ちるのか?」という視点で感想を書いていくのが正しいレビューかと思います。そのため、非常に個人的な意見となりますが、著者の提案するデートの感想を以下書いてみたいと思います。

距離感に応じたアプローチはできますか?

著者の田辺さんはホスト経験もあり、女性心理を非常によく理解されている方です。

  • デートとは女性にとってどんな意味があるのか
  • メールで仲良くなろうとするのはなぜダメなのか
  • 女性は男性のどこを見て好きになるのか

といった、女性側の本音を見事に見抜いていて、私が読んでも納得できる女性論を書き上げていました。同感できる内容も多かったので、A級教材にしようかと思っていたほどです。

しかし、後半になると急にトーンダウンします。デート以前の女性論やマインド論はほぼ共感できたのですが、実際のデートのノウハウになると、AをやってBをしてCをする、といった時系列にノウハウが並んでいるわけではなく、デートでポイントとされる要素が順不同で紹介されるので、どのテクニックをいつのタイミングで仕掛けるべきかがイマイチよくわかりませんでした。

それもそのはずで、本教材は「モテる要素や、会話力の基礎ができているコンサル生向けの教材」だからです。会話ができる、と言うことを前提として、デートの基本から解説してくれます。読み物としてはデート初心者向けの解説が多いですが、実践するには相応の会話力を必要とする内容です。

そのため、女性を楽しませる会話がなんだかわからないといった人が手にしてしまうと、本教材の順不同の恋愛テクニックを本当に順不同で使ってしまうことで、逆効果となります。

「モテ会話マスタープログラム」や「ガールズマインドハッカー」を習得された方であれば、女性との距離感に応じてアプローチの度合いを変えていくことの大切さを、よく理解されていると思います。「どのテクニックを、どのタイミングで仕掛けるのか」といった女性との距離感に応じたアプローチと、そのアプローチの重ね方といった恋愛の基礎を知らないと、本教材のデートノウハウを知ってもあまり役立つとは思えません。

例えばですが(ネタバレになるのでざっくりと説明しますが)本教材には「デートの早い段階で恋人同士がするような会話をしましょう」というノウハウが書かれています。教材内には会話例もあるのですが、相手の女性の部屋に行きたくてたまらない、という姿勢を見せる会話内容です。

はっきり言って、デートの早い段階でいきなりこういった会話をされても、男性側のガッついた姿勢しか感じられず、かなり引きます。よく知った間柄とか友達とかなら、それが冗談だとわかりますが、まだよく知らない相手とそんな会話を初期段階でしてしまうと「この人、何考えてるの!?」みたいに思われますので、あまり良い会話とは思えません。

あとは女性をドキドキさせるという「デートしたらいきなり呼び捨て」のテクニックも個人的にNGです。というのは、デートに来ているからと言って、あなたに恋心を抱いているとは限らないからです。

女性側としては、先輩後輩、上司部下、取引先など、「一緒に食事に行こう」という男性からのアプローチを断り切れない場合があります。断るとその後が気まずくなるからです。義務感からデートに行っているのに、いきなり呼び捨てされたら別な意味でドキドキします。

また、

デートの約束を取り付けて、実際に会う事になったという事は、その女性の中での第一次審査に通ったと覚えておいてください。
女性は、デートを重ねこれからどんな人か見ていこうと思っている段階です。

とありますが上で書いたように、そうとも限らない場合もある、ということも覚えておいてください。メールの返信に関しても、デートの約束に関しても、それが女性側から発信されたものでない限り、相手の女性は義務感で付き合っている可能性もあります。

スキンシップが微妙

本教材「デートの教科書」は3回のデートで女性を落とす、としてスキンシップ(ボディタッチ)も効果的に使っていきます。ある程度仲が深まっていれば、ドキドキしますのでそれ自体は悪くないのですが、そこに至るまでの説明が非常にざっくりとしていて脱力してしまいました。

本教材では、「デートでは横並びの席に座り」「1回目のデートでは(最終的に)女性の髪の匂いを嗅ぐ」ということを推奨していますが、正直キモいです(すみません)。 

横並びの席だと


あたりのお店になると思いますが、この「横並びの席」という配置を見た瞬間、私の脳裏をかすめるのは「あ、この人狩りに来てる」という言葉です。

だってですよ? あなたの仕事場にいる男の後輩とか、取引先の男性社員とかと食事する場合、こういう密着型の席で食事しないですよね?つまり、こういう横並びのシートって、あきらかに女性と密着することを目的として作られているわけです。なのでちょっと警戒心が出ます。

その警戒心を拭い去れないまま、「ボディタッチ」や「髪の匂いを嗅ぐ」という行為を行ってしまった場合。女性が義務感でデートに来ていれば、セクハラになります。女性が義務感からデートに来ているかどうかの見分け方としては、

  • その女性とは仕事を抜いても人として付き合っていける間柄か?
  • その女性から連絡が来ることは頻繁にあるか?
  • 毎回男性側からアプローチしていないか?

あたりでチェックができます。自分から連絡しないと関係が持たない、と言うことであれば義務感からのデートでほぼ間違いないです。

個人的には、女性とスキンシップするなら「連れ出し後会話テクニック」にある、対面席→横並びに移動、が正攻法だと思います。対面式の席に座るので女性側の警戒心が薄まり、相手の女性とある程度親密になってから横並びになって、ドキッとさせることが出来るからです。

ちなみに「髪の匂いを嗅ぐ」に関しては、そこに行きつくまでのステップが非常にざっくりとしており、

  • モテ会話マスタープログラム(会話超初級)
  • ガールズマインドハッカー(会話初中級)
  • 連れ出し後会話テクニック(会話中級)

程度の会話アプローチに関する知識・経験がないと厳しいです。加えて、これら3つの教材を読んだ後であれば、「デートの教科書」の何がダメなのかがはっきりとわかるはずです。

著者はデートに関するノウハウとして様々な例を挙げてくれますが、初めてのデートというシチュエーションでは正直イマイチです。女性側の気持ちに沿ったアプローチになっておらず、ガッついている感があります。男性側が暴走しているような感じです。ですので「このデートで落ちるか?」という設問の回答は、「否」となります。

この教材を再現するのであれば、「Woman Master Project」の恋愛そのものの基礎知識と、「モテ会話マスタープログラム」のモテる会話の基礎、そして「ガールズマインドハッカー」の女性を落とす会話テクニック、あとできれば「連れ出し後会話テクニック」のスキンシップを身につけておいてほしいと思います。

以下、採点で評価してみます。

ありすが採点しました

価格は適切か?

8/20点

恋愛初心者にとっては、高すぎです。

いくら返金保証が付いているからと言っても、返金条件となる「教材内容の正確な実践」が出来ずに終わりそうです。

本教材は「女性と笑顔で楽しく雑談できる人」「一度のデートの約束ならなんなく取り付けられる人」といった、恋愛中級者向けの教材です。実践できなくては買い損ですので、恋愛初心者にとってはあまり適切な価格とは言えません。

かといって、恋愛中級者であっても微妙です。「女性とのデートでは、一度で落とそうとガッつかないこと」「『性欲トラップ』や『ガールズマインドハッカー』で学んだ段階的なアプローチを実践すること」さえ分かっていれば、買わなくてもいいかなと思います。

販売広告は適切?

16/20点

販売ページ冒頭には、

もしあなたが、好きな女性とデートした後、次のデートに誘ってもはぐらかされたり、連絡が取れなくなる場合、今すぐこの手紙を読み進めていってください。

という一文がありますが、「すでにデート拒否された彼女との仲を復活させる教材」ではありませんのでご注意ください。本教材はあくまで「デートの攻略本」という位置づけですので、復活させる方法については書かれていません。

ちなみに、一度断られた女性を復活させるのは、教材内の言葉を借りれば「難しい」そうです。

二重価格表示やカウントダウンタイマーなどは無い点は好感が持てます。

非モテ男子でも再現可能なテクニックか?

10/20点

困難です。

そもそも本作は、著者の田辺さんのコンサル生に向けて書かれたノウハウです。半年で45万ですから、恋愛の基礎やモテる会話なんかしっかりとできていると思います。

教材内では、モテる会話については会話例やテクニックを出すだけにとどめており、具体的にどのようなタイミングでどのような言葉を重ねていけば女性の恋心は膨らんでいくのか、といったことについてはほとんど触れられていません。

本教材が解説しているのはあくまで「デートの成功パターン」です。デートでメインとなる会話や立ち居振る舞いについての解説は乏しいので、実践する際にはそれらの力量が自分にあることを確認したうえで行ってください。

応用可能な力が身に付くか

16/20点

身に付きます。

本教材では、ポイントが列挙されていることに加え、肝心のデートノウハウも骨組みのみが書かれています。そのため、本教材を実践する購入者さまは、自分であれこれ考え、失敗しながら、経験を積み重ねて独自の成功ノウハウを身につけることが出来ます。

教材の内容が完全に間違っているわけではないので、何が正しくて何が間違っているのか、自分自身で実践していく中で理解することが出来ます。

女性がされて嬉しいテクニックか

12/20点

個人的に、このデート内容はあまり魅力的に感じませんでした。

まず、この教材のテクニックを使う上では「遊び人」とか「チャラ系」とか「高田純次系のテキトーな男性」といった、ひょうひょうとしたタイプの男性のほうがうまくいくかもしれません。真面目にやると、かなりキモいテクニックがちらほら見受けられるためです。

これらのテクニックを行う上では、相手の女性に「冗談」であるということが理解されていないと効果がありません。真面目に行ってしまうと、「この人、何考えてるのかわからない」「怪しい人」みたいに思われてしまうので、キャラ設定をしっかりと行っておく必要があります。

ちなみに、女性から嫌われるデートノウハウは以下でも解説していますので、よろしければ参考ください。

初デートで女性から嫌われるための10の方法 【その1:遅刻する(謝罪なし)】
女性から好かれるため・モテるためのデート術は巷にあふれているので、今回は「初デートで女性から嫌われるための方法」をお伝えして...

結論!ありすの評価は?

62/100点

もともとコンサル生向けに配布されていたということもあり、田辺さんのコンサルという下地無くしては再現が難しい気がします。

加えて、教材第4章で解説されている各回のデートノウハウに関しても、個人的にはあまり魅力的には感じませんでした。女性の気持ちの盛り上がり方に沿ったアプローチをしていないため、どうしてもガッついている印象を受けてしまったためです。

また、本教材では「常に女性の上に立つこと」という姿勢が強く感じられ、基本的にSの男性とMの女性を想定したノウハウではないかと感じました。そのため、Sの女性を落としたいとか、ご自身がSではないといった場合は再現が難しいと思います。

ただもちろん、男性からアプローチされるのは純粋にうれしい、という女性もいるかとは思いますので、あなたのタイプと女性のタイプとが合えば使えるノウハウだとは思います。

さて、ここからは率直な意見になりますが、「3回のデートで女性を落とす」というノウハウが欲しいのなら、3万円かけて本教材を買うよりも、430円の「小室友里先生が「3回のデートでベッドインするテクニック」を手取り足取り教えてくれるようです。」のほうが良いと思います。

こちらは元AV女優で、現セクシャルアドバイザーの小室友里さんが書かれている電子書籍です。アプリ(無料)があれば読めるし、しかも430円なので損は無いです。浮いたお金は女性とのデート費用に回したり、会話教材を買って自分に投資したりできます。コスパは良いに越したことはありません。
※注:上記価格は2018年3月時点でのものです。

この小さな電子書籍には、デートにおけるマナーや、3回のデートそれぞれにおける立ち振る舞い方、お店の選び方や着席のルール、食べ方、アプローチの方法…といった基本的なノウハウから、誘ってダメだったときのごまかし方まで載っています。

正直、「デートの教科書」では同じことが何度も出てきたりして「またか…」とこっそりため息をついたものですが、小室友里さんの文章はさくさく読めます。コスパがかなり良い(というか安い)ので、一読をオススメします。

●まとめ●
「デートの教科書」は田辺さんのコンサル生向けの教材のため、恋愛の基礎ができてないとキツイ。同じ3回のデートで落とすノウハウを探しているのなら、「デートの教科書」に3万円出すよりも「小室友里先生が「3回のデートでベッドインするテクニック」を手取り足取り教えてくれるようです。」が良いです。

※C級のため、当ブログからの購入リンクは貼っておりません。

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