ホストクラブ未経験の女が『LION’S MEN METHOD(蒼樹圭)』をレビューしてみた

経営コンサルタント:蒼樹圭さん作の『LION’S MEN METHOD~6つの口説きの法則と、30の落としのテクニック~』という教材のレビュー依頼をいただきましたので、まとめていきます。

「あちこちのレビューサイトで高評価で」とか「絶賛レビューが多いので」ということで気になる方が多かったようですが、読み終えた感想としては、恋愛ノウハウ教材というよりも「セールス・営業系のビジネス書」に近い印象を受けました。

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作者:蒼樹圭さんについてと、ありすの夜遊び経験値について

作者の蒼樹圭さんは「経営コンサルタント」として、飲食店やホストクラブ等をサポートする活動をしています。経営者やホストの人材育成を10年以上にわたって行い、これまでに現場で指導したホストの数は3000名を超えるそうです。

そんな蒼樹さんが、「売れるホストのモテるテクニック」をまとめ、一般男性&ホスト向けに発売している教材が『LION’S MEN METHOD~6つの口説きの法則と、30の落としのテクニック~』です。

ちなみにですが、私自身はホストクラブには一回も行ったことがありません。キャバクラも行ったことが無いですし、勤めたこともありません。唯一持ち合わせているのは、会社員時代に同僚とオカマバーに行った経験と、元ホストの知人(肝臓を悪くして引退)がいるくらいです。

それはそれとして、販売ページには、

いずれも「ホスト特有の現場」に限るものでは無く、ごく一般的な男女間の日常の中で自然に使えるものになっています。

とありましたので、ホストクラブ未経験の私でもレビュー出来るかな? と思ったので購入してみました。値段も比較的安く、サクッと購入した次第です。

そんなわけで、今回の記事は「夜遊びのド素人:ありすが『LION’S MEN METHOD~6つの口説きの法則と、30の落としのテクニック~』をレビューする」というものになりますので、そのあたりをご理解ください。

『LION’S MEN METHOD』ってどんな教材?

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『LION’S MEN METHOD』本編はPDF159ページで構成された、テキスト教材です。音声はありませんが、特典として付けられているセミナー動画では、実際にしゃべって動く蒼樹さん(金八先生似)を見ることが出来ます。

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収録されている動画は34分であり、内容は本教材の要点をまとめたダイジェスト版といった印象です。画質と音声はあまり高品質とは言えませんので、ホワイトボードをレジュメ化したものや、音声を書き起こししたものを付けてほしかった感があります。

ちなみにもうひとつの特典『LION’S MEN METHOD-特別講座SNS編-』はPDF11ページです。あまり目新しいものも無く、あくまでオマケといった印象です。

さて、教材本編は「ホスト・一般男性編」「ホスト編」「ケーススタディ」の3章で構成されています。

「ホスト・一般男性編」と「ホスト編」では、それぞれの状況に応じて使える恋愛の法則を示し、具体的にどのようなテクニックを使ってその法則を実践していくかが解説されています。

ここで述べられている法則やテクニックに関しては「え! ホストってそんな裏技を使っていたの!?」みたいな驚きの内容ではありません。むしろ、書店に並んでいるビジネス書の「セールス・営業」コーナーでさんざん述べられているような、ごくごく一般的な仕事術です。

系統としては「セールスでは親ではなく子を狙え」とか「とにかくお客様の話を聴け」とか「お客様の私的な情報はメモを取り、次回の会話で生かせ」みたいなものです。

「ケーススタディ」では、実際に稼いでいるホストたちの事例を見て、彼らはなぜトップになったのかを読み解いていきます。ここでは、彼らが先天的・無意識に行っていたことを分析し、それを「意識して行う場合はどうするか」を解説しています。

教材全体としては、恋愛初心者の男性がゼロからモテる方法を学ぶ教材ではなく、モテるためのポイントをリストアップした「恋愛テクニック集」という印象でした。あくまでテクニック集ですので、ゼロから段階的にモテる方法を学びたいとか、ホストたちのように女性を虜にする会話力を身につけたいという人には向きません。

そして、本教材を実践する上では「女性と気の置けない会話ができる」という能力があることが必須条件となります。本教材を読んで、会話力が劇的に伸びる、ということはあまり考えられません。基礎的な会話ノウハウに関しては、それほど多くを解説しているわけではないからです。

会話初心者には優しくない

本教材は「恋愛テクニック集」のような構成となっている以上、「女性と会話ができる」という能力を持っていることが前提となっています。一般男性も使えるとはしていますが、そもそもホスト向けに執筆されていますので「女性と会話することは当然できる」という男性を想定した教材内容になっています。

口下手な男性向けの会話テクニックや、女性との会話をどのように盛り上げていくか、といった超初心者向けに会話ノウハウを解説してくれるわけではありません。本教材はあくまで「恋愛テクニック集」です。

例えば、「英会話言い回しテクニック」という本を買っても、「基礎英語」が身に付いていないと使いこなせません。例えば、「バスケのシュートテクニック」を学んでも、「バスケのルール」を知らないと得点につながりません。それと同じで「テクニック」を使いこなすためには、そのジャンルの「基礎」を学んでいないと活用できません。

本教材『LION’S MEN METHOD』に関して言えば、「恋愛に関してなにがわからないのかわからない」という人は「Woman Master Project」、「女性との会話がわからない」という人は「モテ会話マスタープログラム」を先に手に取ったほうが無難です。

必要とされる会話力は、「気の置けない雑談ができる女友達がいる人」か「元カノが2人以上いる人」か「累計3年以上のお付き合い経験がある人」相当のレベルです。本教材はあくまで重要ポイントのみの解説ですので、そのくらいの会話力がないと意味が分からない可能性があります。

また、教材のテクニック解説も抽象的です。

●●が大切。■■を意識すること。といったポイントは示されていますが、じゃあ具体的にどのように行うのか、どのタイミングで使うのか、といったことまでは書かれていません。「女性に話をさせましょう」と書かれていても、その話のさせ方が書かれていないため、「それがわからないから買ったんだけど」と、購入者が不満を抱きそうな記述になっています。

ちなみに、それらに関して著者は「慣れです」「経験を重ねるうちに、無意識に分かってきます」と述べていますので、購入者はこの教材片手に「慣れ」るまで、あれこれ試行錯誤することが求められます。

情報商材に限らず、ノウハウ本というものは「その情報を知らない人よりも短時間で成果を上げる」ということも目的の一つにあると思います。ですが本作のように「慣れ」「経験を重ねればわかる」ということでは、成功までにあまり大幅な時間短縮ができるとは思えません。

結局のところ、あくまで「恋愛成功までの骨組み」を解説した教材ですので、肉付けするためには会話力が必須となります。本教材が向いている人というのは、「ホストのテクニックを知りたくて、女性と会話することが全く苦ではなく、むしろ好きなくらいなのになぜか結果につながらない」という「新人ホスト」な気がします。

教材の半分以上はホストに関する記述ですので、一般的なモテるテクニックが知りたい人はわざわざ本教材のようなホスト向けの教材を買うよりも、一般男性向けに執筆された教材を買ったほうがすんなり入ってくると思います。

以下、採点で評価してみます。

ありすが採点しました

価格は適切か?

14/20点

良くも悪くも価格相応といった印象です。

内容も恋愛教材や、市販の営業本などでもよく見かけるテクニックでしたし、目新しさを求めている人向けではありません。教材内では「会話力があることを前提として、より相手にモテるためのポイント」を解説してくれます。

ただし、ベテランコンサルタントの実演講習が受けられる、という特典だけ見ればかなりお得だと思います。あまり一対一のコンサルタントを格安で受けられる機会はありませんので、近くに店舗がある人や年齢制限をクリアした人は検討してみてよいと思います。

販売広告は適切?

10/20点

販売ページのQ&Aに

Q:口下手なので女性と上手くしゃべる自信がないのですが、大丈夫でしょうか?
A:全く問題ありません。

とありますが、本教材は「テクニック集」であるため、基礎となる会話力が身に付いていないとかなり困難です。

口下手な人がこのマニュアルを読んでも、実際にどのように生かせばよいのかがわからない可能性があります。車の運転ができない人に「並列駐車のコツ」を解説しているような、包丁を握ったことすらない人に「キャベツの千切りのコツ」を解説しているような、そんな内容です。

また、特典の『LION’S MEN METHOD-特別講座SNS編-』に関しては、内容が販売ページと一部異なっていました。販売ページに記載されている以下の項目に関しては、記載されていないか、「●●を行ってください」という具体的な解説がありませんでした。

  • SNS内での「女性ウケ」を格段に向上させるプロフィール覧の作り方と絶対に厳守しなければならない注意点とは。
     ↓
    作り方は書いていません。意識すると良いことが書かれています。
  • 女性に「関心」を持たせる為に、プロフィール覧に必ず入れておいた方が良い情報とそのポイントとは。
     ↓
    具体的に「これ」という書き方はしていません。ポイントを述べているので、自分自身で考えてプロフィールを作る必要があります。
  • 女性の潜在的な想像力を刺激していく事で女性がいつしか「あなたからのメール」を待ち望むようになる「直に顔を合わせる前の段階だからこそ有効なメールの返信テクニック」とは。
     ↓
    「ここではそのテクニックを具体的に解説しています。」だそうですが、書いてません。

ただ、カウントダウンタイマーや、二重価格表示を設けていない点は好感が持てました。

非モテ男子でも再現可能なテクニックか?

10/20点

「女性と笑顔で雑談できる」という能力があれば、非モテでもできなくはありません。

本教材は「女性との会話が苦ではない」「職業の選択肢の一つとして、ホストが挙がる」という、女性との会話を難なくこなせる人が、プラスアルファのテクニック(意識の持ち方)を身につけるための教材内容になっています。

そのため、基本的な会話力向上のためのノウハウについては解説されていませんので、既に会話力を身につけている人か、他教材で会話力を習得済みの人が対象となっています。

会話力に自信がないという人は、本教材ではなく会話の基本教材である「モテ会話マスタープログラム」から始めてください。

応用可能な力が身に付くか

12/20点

本教材では、テクニックの軸部分を解説しています。そのため、実際に自分の状況下でどのように応用するかは、自分自身で考える必要があります。

応用力を身につけるための基本を教えてはくれますが、やや抽象的ですので、とにかく頭を使っていかないといけません。「答え」を示してはくれますが、そこにたどり着くまでの「道筋」を教えてくれる教材ではないからです。

手とり足とり教えてくれるノウハウでは無く、回答を与えられたら自力で探索していきたいという気概のある方向けです。

女性がされて嬉しいテクニックか

12/20点

正直、相手の男性によります。

相手を恋愛対象として見ていれば、好感度を抱きやすいとは思いますが、第一印象の段階で「この人は無し」と思われれば、以降は勘違いテクニックのオンパレードになります。納得半分、疑問視半分、でした。

書かれている内容自体は営業ノウハウと似ていますので、「断りにくい」ものではあるのですが、「断りにくい」からといってそれが「好印象を持つ」というわけではありません。むしろ、「無理やり押し切られてしまった」というもやもやとした嫌悪感が残る場合もあります。

本書では恋愛テクニックを解説しているそうですが、正直テクニックと言うほどでもないと思いました。営業職の人が自身の顧客や取引先などで使っていそうな「雑談力」や「営業ノウハウ」です。市販の営業本などでも見かける内容も一部ありました。

間違っているわけではないし、むしろ正しいのですが、それを「恋愛ノウハウ」として販売するのはちょっと違うように思いました。購入する人はそういった一般的な知識に加えて、蒼樹さん独自のテクニックを知りたいと思うからです。

蒼樹さんの接客実録動画などがあれば判断しやすかったのですが、ノウハウ自体が抽象的なため、「正直、そのテクニックを使う相手の男性による」としか判断できませんでした。

結論!ありすの評価は?

58/100点

ホストが読むなら有り、一般男性が読むなら無し、だと思いました。「モテ道」は「年齢=彼女いない歴」の人向けに運営しているので、会話力があることを前提とする本教材はどうしても評価が伸び悩みました。

この記事内で「会話力必須」とさんざん書いてきましたが、これに関しては私だけではなく著者も同じ意見です。教材内54ページでは

対人テクニックの一つとして、やはり際立った「会話力」は、男女を問わず、すべての人の評価基準を大きく左右するポイントの一つと言えます。
(中略)
解説してきたテクニックは全般的に「会話力」によってその有効性が左右されるものも少なくありません。

と会話力の重要性を説いています。

本教材はあくまで「ホスト」という「女性との会話ができる人・苦ではない人」向けの教材です。一般男性が買っても良いのですが、会話力が既に身に付いていることが前提条件です。販売ページには、

このマニュアルはホスト、一般男性、どちらでも活用出来るものになっています。

とありますが、63ページ以降は「ホストのテクニックをホスト向けに解説したもの」ですので、一般男性の方はホストのテクニックを読み、日常生活でどのように応用していくかを自分で考える必要があります。そのままで参考になるのは62ページまでです。

さて、ここからは余談です。

著者がなぜ本教材をホスト向けではなく一般男性も対象にしたかと言うと、おそらく「自店舗に優秀な人材を引き入れるため」です。

というのも、この教材には「蒼樹圭関連店舗による実演指導」という特典が含まれているからです。この特典があることにより、教材を読んで「モテる男の下地」を身につけた購入者が著者の店に行き、著者自らの指導を受けた後に勧誘され、優秀なホストとして育成されていく…という可能性につながることも考えられます。

著者は「実演指導」という特典を付けて販売することで、自身の店舗には著者の書いたマニュアルをしっかり読み込み、モテる基礎のできた男性が自ら店に出向いてくれるわけです。モテるテクニックも接客術も何も知らないホスト志願の男性を一から育てたりスカウトするよりも手間が省けますし、なにより優秀な人材を集めやすくなります。

これを逆に、本作を「ホスト向け教材」として売り出してしまうと、自分のノウハウが他店に流れます。結果として、他店から感謝されることはありそうですが、自店舗に優秀な人材を集める、という当初の目標からは外れてしまいます。

販売ページによると、

大半のホスト達やホストクラブ経営者は、約9割以上が思うような結果を出す事が出来ず失墜しています。

とか、

ホスト業界はそんな「本能」だけで成り上がったホストが非常に多く、 資金力と実績さえあれば簡単に独立が出来てしまう為、何百という店が毎年のようにオープンし、そして潰れていくのです。

とありますので、自店舗の水準を上げるためにも「完全ド素人」よりも「基礎勉強のできている男」に来てもらったほうが店側のメリットがあることが分かります。

そのために、より多くのホスト候補者に集まってもらうことを目的として、自分の書いたマニュアルを比較的安価で販売し、なるべく数多くの男性に読まれるよう工夫がされています。

そこへ更に私の「現場指導」を加えていく事が出来れば、 これまで以上に「ホスト」として「男」として、一流と言える人材を育成していく事が出来ると思っています。

と、教材+現場指導で完璧になる、旨を押してきていますので、とにかく教材を習得して来店を。という話であることが分かります。

…あくまで推測ですが。

そんなわけで、著者のファンなのでぜひ現場指導を受けたい! 個別相談を受けたい! という熱意のある方でしたら買ってよいと思います。特に著者のファンではないのなら、恋愛の基礎は「Woman Master Project」、女性との会話の基礎は「モテ会話マスタープログラム」のほうが初心者向けです。

●まとめ●
蒼樹圭さんの『LION’S MEN METHOD』は、会話力があることを前提とした恋愛テクニック集。会話力は必須です。ただし、著者の現場指導&個別相談の特典が付けられていますので著者のファンであれば買い。

※残念教材のため、「モテ道」からはリンクしておりません。

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