「福音書(楓涼)で女性に好かれるようになるか」を女性が考えてレビュー

福音書 楓涼

メルマガスタンド「まぐまぐ」の恋愛部門でメルマガ発行部数日本一という楓涼(かえで・りょう)さんの教材を買ってみました。正式教材タイトルは、

■孤立する事なく、敬意を持って関わってもらう事ができ、女性に好かれ、男性に好かれ、回りの人間から必要とされる。他人にコキ使われる事なく、有利に楽しく生きていくために必要となる、具体的な考え方と、その方法。【福音書】■

と、ものすごく長いので、以下「福音書」と略させて頂きます。

「福音書」ってどんな教材?

20150329-1

「福音書」は人に好かれるための心得と、そのためのマインド構築、実際に取るべき行動をまとめた「人に好かれるためのマインド構築教材」です。

女性からモテる教材ではないのか? と疑問に感じるかもしれませんので補足しておきますと、著者は「女性からモテるようになるためには、まず人として好かれなくてはいけない」と定義しています。

ですので、モテるための方法ではなく、男女問わず好かれるようになるためのノウハウが教材内で解説されています。

教材は0章から3章までの計4章で構成されており、PDFテキスト(341ページ)と音声ファイル(MP3:3時間41分)が付いています。

テキストの0章と1章は無題、2章は「言動」、3章には「発展」というタイトルが付けられています。音声ファイルはテキストの内容を音声合成ソフトで読み上げただけのものですので、プラスアルファの情報などは特に含まれていません(言葉のアクセントも微妙です)。

教材の流れとしては、まず0章で好かれることそのものの定義や基礎的な知識を学びます。それから、1章で好かれるために必要な心得を理解し、2章で実際に好かれるための言動の特徴を捉えていきます。最後に3章で周囲から好かれるための具体的な方法の理解を深め、「人間として好かれる」ためのノウハウが習得できる…というものです。

ただ実際どうかと言うと、個人的な印象は「ネットで得られる情報」「一般書籍レベル」といったものでした。なぜかというと、教材内で心得として示されている内容が、

  • 人に好かれたければ、人にやさしくしましょう
  • 自分の考えが絶対でないことを知りましょう
  • 相手と折り合いを付けることを学びましょう

こんな感じだからです。

言っていることは確かに間違っていませんが、わざわざ情報商材にして高額で販売することかな? と感じてしまいます。

いい人止まり

この教材では、女性からモテるより前に人として好かれる必要がある…という理論から、「男女問わず好かれる人間になること」を目的とした教材です。

確かに男女問わず好かれる人は女性から見ても魅力的ですが、モテるかと言うとそれは個人差があると思います。なぜなら「いい人」のままでは男性的な魅力に欠けるからです。

ここからかなり私の偏見が入りますので、苦手な方はスルー下さい。

この教材でゴールとなる男性像に対して、私は「何と言うか…優しいだけの男性だな」と感じました。周りに対して優しく、礼儀正しい。和も乱さないし、適度に楽しい話もできる。同僚や友人としては、付き合いやすい最適の男性だと思います。

ですが、彼氏にしたいかというと全く別問題なのです。「個性が無い」「男性を感じない」「はっきり言って物足りない」という印象です。

この教材では「相手から嫌われないため」のいわば「守りの魅力」を学んでいきます。ですが、恋愛関係に発展させるためにはそれに加えて「攻めの魅力」が必要なのです。

攻めの魅力とは、その名のとおり女性に対するアプローチです。会話であったり、態度であったり、女性に対してあなたの「男」を感じさせなくては、恋愛関係になるきっかけさえつかめずに終わります。

たとえばお寺の人徳あるお坊さん。「守りの魅力」は100点だと思います。では、町中の女性からモテてモテて仕方がないかと言うとそんなことは無いと思います。恋愛関係に発展させるためには、どうしても「攻め」が必要なのです。

この教材では、ゴールを「男女問わず好かれる人間になること」としていますので、この教材1本で女性からモテるようになることはかなり困難だと思います。「いい人どまり」になってしまうと思うので、この教材に加えて何かしらのアプローチ教材で勉強しないと厳しいです。

教材内で指摘している「好かれるためのポイント」はそれほど間違いではありません(一部、「え!?」という項目もありますが)。的確かつ丁寧に解説しているので、「そうか、自分のここが悪かったのか!」と、自らの間違いに気づくことも出来ます。

けれど、それを実生活に取り入れようとしたときに「…あれ? 何からすればいいんだっけ?」と立ち止まってしまうことが予想されます。

というのは、この教材内では「好かれない人の問題点」を指摘するということには長けているのですが、じゃあ具体的にどうしたらいいのか、という「実生活でどのように改善していくか」という対処法に関する記述が若干薄いからです。

もちろん、まるっきり書かれていないわけではないのですが、あちこちにポイントが散在しているので「人に好かれる方法をイチから順序立ててきっちり教えて欲しい(キリッ)」といった方はがっかりする可能性があります。

誰にオススメなの?

じゃあこの教材を誰にオススメできるのかというと、「楓涼さんファンで、人に好かれるための心得をイチから理解したい、経済的に余裕のある人」です。一応、それぞれについて解説します。

「楓涼さんファンで、

楓涼さんの文章は、独特のクセがあります。個人的には、水嶋由依さんのような文章を書く方だなと感じました。

話の流れもA→B→Cと進んでいくのではなく、A→A’’→C’→B’→B→C’’→Cと言うように、ところどころ脱線しつつ蛇行しながら進んでいく印象で、非常に読みにくいと感じました。

私の読解力が低いためだと思うのですが、一部項目に関しては3回読んでも意味が解らず、5回読んで、10回読んでようやく「…こういうことを言っているのかな?」と気づいた箇所もあります。ですので、国語力に自信のない方はまず手を出すべきではありません。

楓涼さんのブログの文章とは、またちょっと違います。あのブログの文章をさらに感覚的にした感じです。言葉そのものの意味を読み取るというより、その段落全体に含まれている意味を感覚的に読み取る国語力が無いと、読み辛いと感じました。

人に好かれるための心得をイチから理解したい、

この教材で述べられていることは、かなり一般的なものです。この記事の前半でも述べましたが、どれも一度は耳にしたことのある対人論だと思います。

なにか特別なテクニックが書かれている訳では無く、本当にごく一般的な、それでいて人として大切なことです。よく言えば基本、悪く言えばありきたりです。

ですので、これまであまり人に好かれるための方法を理解せずに生きてきて、自分に何が足りないのか全く分からないという方であれば手に取ってみても良いと思います。

経済的に余裕のある人」

上記に関連した内容になりますが、教材そのものは一般書籍レベルです。

たとえば、人に好かれる系の一般書籍だと、「『なぜか人に好かれる人』の共通点」という15年売れているロングセラーがあります。

そして「福音書」には、特に独自テクニックや奇抜なノウハウは見当たりません。ですので、上記の関連書籍を2~3冊読めばほぼ同程度の知識が得られます。
わざわざ高額でこの教材を買う意味は、楓涼さんファンの方でない限り、あまり見当たらない気がします。

念のため、採点で評価していきます。

ありすが採点しました

価格は適切か?

8/20点

高いです。

教材内容が一般書籍レベルなのに加え、サポートがありません。厳密にいうと、サポートではなく「相談」とのことですが、公式ページには以下のように書かれています。

※恋愛相談であり、すべての質問にお答えするといった、メールサポートでは
ありませんので、この点は事前にご理解ください。
※恋愛相談とは、女性との関わりの中で起こった疑問・問題などについて何かしらのヒントを得るためのもの。このように定義させていただきます。

私の理解力が低いため、よく意味が分かりません…。とりあえず、サポートではないようです。

販売広告は適切?

16/20点

「一つの、”人間から好かれるルール”をお伝えしようとしています」と書かれていますが、その下に続く説明を読んでも、1つどころではありません。一つだけ覚えれば好かれる、というわけではありませんのでご注意を。

多少大げさな部分は有りますが、大体正当な販売表示です。あまり福音書っぽくないダークな印象ですけれど。

非モテ男子でも再現可能なテクニックか?

10/20点

「理解可能」ですが「再現やや困難」です。

先にも述べましたが、この教材は問題点の指摘に関してはかなり的確に述べています。ですが、実際の生活にどのように当てはめていったらいいのか、何からやればいいのかといった具体的な実践方法についてはそれほど記載されていません。

ですので、自分の問題点に気づいたら、自発的に行動を起こしていける非モテの方には有益ですし、そうでない方だと自分の問題点に気づくだけ気づいて「…あれ? なにからやればいいんだっけ?」と立ち止まってしまう可能性があります。

応用可能な力が身に付くか

12/20点

上でも述べましたが、自発的に行動を起こしていける方であれば、身に付くと思います。教材内で解説されているノウハウは一般書籍レベルではありますが、社会で「敵をつくらない」ために適切なノウハウが解説されています。

敵をつくらない考えを学ぶ、という意味では広く応用可能ですが、女性からモテるようになる、といった更なる応用は別教材でないと身に付きにくいように思います。

女性がされて嬉しいテクニックか

12/20点

同僚・友人としては合格点、彼氏としては落第点です。

友達として付き合いたい、という目的であれば構わないのですが、恋愛関係を目的としてうっかり買ってしまうと、「いい人」で終わる危険性が高いです。

くどいようですが、この教材は「人として好かれる方法」の解説ですので、女性からモテたいと考える方にはあまり向きません。

結論!ありすの評価は?

58/100点

言っていることは正しいのです。

読んでいて「確かに…」と感じる部分もありますし、自分の何が悪いのかを知りたい人や楓涼さんファンであれば買っても良いと思います。

ですが、教材が一般書籍のレベルを超えていないこと、問題点の指摘のみで解決方法の記述が薄いこと、サポートが保証されていないこと、などの理由から、「特にこだわりが無ければ一般書籍を買った方が良いんじゃない?」との結論になりました。

この教材自体があまりまとまっていないので、この教材を読んだ後に前述の「なぜか人に好かれる人」の共通点 (PHP文庫)を読むと、非常に読みやすく感じます。こちらはエッセイ風で具体例のオンパレードですので、軽くさくっと読んでみたい方はリンク先から立読みもできますので、どうぞ。

※残念教材のため、当ブログからの購入リンクは貼っておりません。

●まとめ●
楓涼さんの「福音書」は一般書籍の方がまとまっているので、そちらがオススメ。お金に余裕のある楓涼さんファンの方であれば、購入しても後悔はないでしょう。
女性 オススメ恋愛教材

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