女にモテるかっこいいファッションのつくり方(AKI)の評価とレビュー

当ブログ初のファッション教材レビューです。
販売ページの「モテる服」として掲載されていた服がとても微妙+手頃なお値段だったため、メッタ斬りレビュー用にポチッと購入しました(AKIさんごめんなさい)。
今回はAKIさん著「女にモテるかっこいいファッションのつくり方」を女性目線でレビューしていきたいと思います。
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黒一色はオタクファッションですよ!

この教材ではファッションの基礎の基礎ともいえる「絶対にはずさないファッション」を教えてくれるようです。著者:AKIさんが提唱するモテるファッションとは
- 女性から問答無用にかっこいいと思われる
- 男性からもかっこいいと思われる
- 自分のセルフイメージが格段に向上し、自分に自信が持てるようになる
この3つに当てはまっているものだそうです。
確かにこの3つに当てはまるファッションがあれば、モテそうです。読み進めてみましょう。
女性はファッションを見ただけで、一瞬で男として「あり」か「なし」かを判断することさえあります。
そうですね、あります。
女性にとってのメンズファッションって、「一次面接」みたいな位置づけなんですよね。確かに、恋愛対象かそうでないかをファッションで判断している部分はあります。
女性は常におしゃれな男性を探しています。
彼氏とデートしていても、ファッションがイケてる男性がそばを通ったら絶対に見てしまうのです。
あるある!!
やっぱり女性って服が好きなので、見ちゃうんですよね。もちろん「今すれ違った男性と付き合いたい!」とか「彼氏から乗り換えたい!」って意味で見るんじゃなくて、「かっこいいな」って思って見ちゃうんです。
男性でも、露出多めな峰不二子ちゃんみたいな女性が傍を通ったら、気になる女性と一緒にいても視線を奪われてしまうと思いますが、それと似た心理状態です。
何だか的確なことを言っていますね。期待できそうな教材です。先を読んでみます。
初心者でも簡単にお洒落になれる究極のファッションをこれから解説していきます。
まず結論から言いますと…
黒一色で揃える!
これです。
ええええええええええええーーーー!!!???
すみません、飲んでたコーヒーを吹き出しました。
黒一色…初心者がやったらオタクファッションですよ!?初心者がかっこよく見せるには難易度が高すぎます。黒一色は上級者向けファッションです。安易に手を出したらダメ!絶対!!
教材では「海外セレブも実践しているファッションです。」と続きますが、彼ら海外セレブは黒一色ファッションはしていません。つまり、素材を変えて黒の色合いを変えたり、どこか1か所「はずし」の色やアイテムを使ってマックロクロスケにならないようにしています。
全身を黒にする場合は、どこか1か所を「ものすごくおしゃれ」にして「メイン」を作る必要があります。顔でもスタイルでもカバンでも時計でもマフラーでも何でもいいのですが、とにかく1か所のレベルを極限まで高めて「メイン」を作るのです。
で、1か所を極限まで高めて「メイン」ができたその状態で、それ以外の部分にまで気合を入れてしまうと、全体の個性が強すぎるファッションになってしまいます。だから、トーンダウンの意味で全身を黒一色でまとめるのです。気合を入れた「その1か所」を目立たせることもできますし、「その1か所」以外が全て黒ですので、全身の個性を強めてしまう事にもなりません。
なので、初心者がどうしても「黒一色」を実践したい場合は、黒以外にもワンポイントで別の色を取り入れてみたり、それぞれの黒い服を別素材で合わせてみることを心からオススメします。
著者一押しのセレブジーンズ
さて、販売ページを読んでもわかるように、著者はセレブジーンズをぐいぐい押してきています。著者によると、おしゃれな女性はジーンズのバックポケットの刺繍部分を見てその男性がおしゃれかどうかを判断するとか。
…まあ、女性的には判断の一要素になるくらいですね。そもそも男性のお尻部分にあたるので、わざわざ自分から見に行くものでもないですし。
ただ、世の中の男性の多くはセレブジーンズなんて履いてないので、あなたが履くことで「あ、かっこいいな」とは思います。あなたが20代前半~アラサー世代であれば、セレブジーンズを買って損はありません。むしろ履いてほしいです。
注意点としては、セレブジーンズを履いていいのはアラサー世代までです。個人的には、30代前半までと思っています。30代以上でもセレブジーンズを履くのであれば、矢沢永吉さんのような攻めファッションを心がけないとちょっと厳しいです。
というのは、30代40代と年齢が上がってくると、女性は男性に「おしゃれ」に加えて「大人の落ち着き」あたりも求めてくるからです。
その年代がセレブジーンズを履いていると「遊んでいる」印象が強まりますので、落ち着きをアピールしたい場合はセレブジーンズよりもむしろ上質なカラーパンツの方が好印象だったりします。

これ以降も、教材では上着やサングラスといった小物を写真付きで掲載していますが、この教材が2009年のノウハウということもあり、全体的に「ダサめ」な印象が否めません。
音声ファイルは不要
教材には音声ファイルが付いてきますが、正直いりません。
この音声ファイルはスタッフのスタッフのRさん(何のスタッフでしょうか?)がテキストを読みながら著者:AKIさんへと質問をしていくものです。
なんというか、だらだら55分話している感じです。音声ファイルで補足するよりも、この音声を全部書き起こしてテキストの教材に書き足した方がよほど親切です。
そもそも、ファッションなんですから音声よりも「動画解説」を付けた方が良いと思います。実際のコーディネートを動画で見せるとか、そういった教材にした方がよっぽどわかりやすいです。
全体的に値段相応…というかこの程のことであれば、ネットで集められる情報なので値段不相応ですね。このくらいならネットのファッションサイトを見たり、ファッション誌を3冊読めばわかるレベルです。
2009年の時点では優良級だったのかもしれませんが、現在ではネットで収集できる情報が増えてきてしまったので、このレベルの教材では物足りなくなってしまいました。教材が言っていることは正しいんですが、有料教材として判断すると内容が薄いです。
著者のファッションに対する自信の無さ
あと、気になったのが音声ファイルでの著者:AKIさんの自信の無さです。
「女性から良いイメージは持たれないんじゃないかと」
「女性もたぶん…好印象を持ってくれると思うので」
…自信ないんですか?
「たぶん」とか「と思う」と自信がないのなら、教材販売前にコーディネートを女性に確認してもらうべきでした。教材販売前に何人かの女性に訊けば、販売時に「女性からも好印象でした!」としっかり言えるようになるのに、それを行わなかったのは「手抜き」としか言えません。
それから、AKIさん、音声ファイルで刺繍のことを「スティッチ」と言っています。インタビュアーさんも疑問に思ったのか「スティッチ…ですか?」と訊きかえしています。
「スティッチ」でも間違いではないのですが、女性は「ステッチ」と言います。女性に「スティッチ」と言った場合、これ↓を思い浮かべます。
【「スティッチ」の画像検索結果】

※著作権が絡みそうなので、ぼかしています。
普通に「ステッチ」でいいんです。「ステッチ」で思い浮かぶのはこちら↓です。
【「ステッチ」の画像検索結果】

では、最後に点数で評価していきたいと思います。
ありすが採点してみました
価格は適切か?
10/20点
上にも書きましたが、2009年の発売であるため、若干のダサさを帯びてきていることと、ネットや雑誌で集められる情報なので価格不相応感が否めませんでした。
ファッションガイドであれば、WMPの購入特典でついてくるファッション教材のほうが内容も充実していますので、WMPを持っている人は購入しない方がいいです。
【ありすがCHECK!】販売広告は適切?
8/20点
【二重価格表示】
景品表示法違反ですね。
【カウントダウンタイマー】
販売ページのトップに「○月×日までの期間限定でシークレット特典をプレゼント中」と表示されていますが、2009年の販売以来、何度も月末に締切が来るようセットされています。(過去サイトが閲覧できるWayBackで確認済み)
一時期、特典が終了した時期もあったようですが、その後また「期間限定」が始まっています。ですので、期間内に購入しそびれても、気長に待っていれば再度チャンスが巡ってくるような気がします。
【実際の音声ファイルは70分】
音声ファイルは120分と書いてありますが、著者:AKIさんの音声ファイルは「55分」です。それにAKIさんの弟子とおっしゃる方のセミナー音声が「15分」付きます(このセミナー音声、アイテムを次々と紹介してくれるのですが、映像がないと分かり辛いです…)。
つまり、音声ファイルは合計で70分です。
残りの50分の音声はどこへ行ったのか…と探していると、教材案内に「追加音声をお送りすることがあります」と書かれていました。この分を足して120分ということでしょうか。

購入時に120分揃わないのであれば、販売ページにはその旨きちんと書いてほしいです。
【ありすがCHECK!】非モテ男子でも再現可能なテクニックか?
20/20点
再現可能です。
難しいことは何も言っていません。著者の示した服をそのまま買いに行けばいいだけです。ですが、著者推奨のセレブジーンズは3~5万しますので、その金額が投資できる人に限ります。
【ありすがCHECK!】応用可能な力が身に付くか
14/20点
確実ではありませんが、身に付きやすくはなります。
この教材でオススメしているファッションはモテファッションではありません、「嫌われないためのファッション」です。
そのため「それまでファッションにまったく関心がなかった人」が始めれば、ファッションに対する関心が増えたり、自分に自信がついてきたりして応用可能な力が身に付きやすい精神状態にはなります。
逆に、ある程度ファッションにこだわりのあるファッション中級者以上であったり、そもそもファッションを変えてもファッションに対して何の興味もわきあがってこないタイプの人であれば、応用力は身に付きにくいです。
【ありすがCHECK!】女性がされて嬉しいテクニックか
10/20点
著者一押しの黒ずくめスタイルは引きますが、「ファッションから始めてみよう!」と前向きな姿勢で取り掛かっている点は好感が持てます。
ですが、著者が教材内で提唱しているファッションは、万人向けのファッションではなく「アラサー」で「中肉中背」の人向けなので、これ以外の人がこのファッションを真似すると女性目線ではミスマッチです。
ありすの総評:嫌われないファッションが知りたい人へ
62/100点
無難です。
販売ページには「一瞬で女を惚れさせる」と書かれていますが、惚れません。「嫌いにならないレベル」のファッションです。
正直、このレベルであればショップに行って女性スタッフに見立ててもらえれば再現可能です。値段相応というか…「内容が薄いな~」といった印象が終始否めませんでした。
教材の販売が2009年ですし、その頃と比べると今のほうがネット上の情報って増えてるんですよね。なので、わざわざこの教材を買わなくてもNAVERでメンズファッションのカテゴリを読めば同等の力が付きます。
Youtubeなら、こちら↓の音声のほうがコンパクトにまとまっていて良いと思います。
■後藤孝規のファッションテクニック
AKIさん著の「女にモテるかっこいいファッションのつくり方」はファッション超初心者が女性に嫌われない無難なファッションを知るための教材。ネットや雑誌で集められる情報ですが、まとまった情報が「今すぐ」「安価で」欲しい方にはオススメ。
※C級のため、当ブログからの購入リンクは貼っておりません。
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タグ:レビュー, ファッション, 女にモテるかっこいいファッションのつくり方, AKI