Dear Woman&Courage (相葉寿・藤村勇気)の内容がかなり矛盾していたのでレビュー

「Dear Woman&Courage」という教材のレビュー依頼をいただきましたので、まとめていきます。

結論としては「【1を聞いて10を知る人】向けの教材」という印象でした。以下で細かくレビューしていきますが、手とり足とり恋愛ノウハウを教えてほしい人はあまり手を出さないほうが良い気がします。

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Dear Woman&Courageレビュー依頼のメール

当ブログ「モテ道」では、教材のレビュー依頼を随時受け付けています。買おうかどうしようか迷っている場合に利用される方が多いので、依頼者の方は「教材購入前」の方が大多数です。

ですが、本教材のレビュー依頼をされてこられた方は、なぜか「購入後」に私にレビューを依頼されるという、かなり珍しいケースでした。

はじめまして、●●と申します。
いつもブログ興味深く拝見しています。

今回、ご相談なんですが、レビューをしていただけないかと。

以前購入した藤村勇気さんの「Dear Woman」という教材について、ありすさんならどのように評価なさるのかをお聞きしてみたいです。

この教材は本当に女性目線ではどう感じるのか気になりました。
お忙しい中申し訳ありませんが、ご検討いただけると幸いです。

駄文申し訳ありません。

教材を買って実践し、はっきりとした手ごたえが感じられれば、私にレビュー依頼などしないはずです。ですので、こちらの方の場合はおそらく、手ごたえらしい手ごたえが感じられなかったものと考えられます。

「Dear Woman&Courage」は教材としてどうなのか? 女性目線では良い内容なのか? このあたりをレビューしていきます。

Dear Woman&Courageってどんな教材?

「Dear Woman&Courage」は恋愛に必要な要素を幅広く解説した、恋愛総合教材です。著者は相葉寿さんと藤村勇気さん

相葉さんに関してはどんな方か全く存じ上げませんでした。過去には「二度のメッセでミクシー内の女性と親密になり、デートに誘う方法」や「モテる男13の神話+たった一つの真実」という無料レポートを出していたり、「Woman Follows」という団体?の代表を務められているようですが、あまりご自身に関する情報の無い方です。

上記無料レポートに関しても、本教材「Dear Woman&Courage」に関しても、著作権はどちらも藤村勇気さんが持っています。相葉さんは藤村さんの会社の、子会社か何かの代表なのでしょうか。よくわかりません。

さて、教材本編や各特典は専用サイトからダウンロードします。

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メインとなる教材はPDF445ページ、全6章+αで構成されています。

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具体的な内容は、まずプロローグで教材の使い方について解説した後、続く第1章ではモテるために必要な3つの要素について述べ、モテる男の土台部分を構築します。

第2章では女性に対する経験値を貯めるために、女性との出会い方について解説しています。この章では、著者のアドバイスは一切語られません。著者曰く「失敗してもらうこと」が目的とのことですので、自力で行動することが求められます。

第3章で7つの恋愛テクニックを習得し、第4章では「出会い系」「合コン」「ナンパ」「パーティー」「SNS」「学校・職場」といったシチュエーション別の恋愛攻略法を学びます。

第5章で女性とセックスするまでのデートプランを解説し、第6章でその女性を「彼女」か「セフレ」か「友達」のいずれかに分類する方法を述べています。最終章で本教材をダイジェストとしてまとめ、教材は完結します。

ジャンルとしては、マインド構築から出会い方、シチュエーション別の攻略方法と幅広く解説していますので「恋愛総合教材」に属すると思います。

ただし、内容は「広く浅く」といった印象です。教材のサブタイトルには「最愛の彼女を短期間で作るための最後の切り札」、販売ページ上部には「自分が好きだと本気で思える女性を最速で彼女にしたいあなたへ」と即効性をアピールしていますが、全然最速ではありません。

そう感じた理由は第2章にあります。ネタバレになるため詳細は割愛しますが、この章では「経験値を積むために失敗をしてください」という指導がされます。

個人的には、それがイマイチ納得できません。というのは、こういった教材の購入者さんは、そういった回り道を避けて効率よく進みたいがために、わざわざ高額のお金を出して恋愛教材を買うはずではないか? という疑問が消えなかったためです。

もちろん販売ページ上に「失敗を乗り越え、時間を掛けつつ底力を付けていきます」といった一文があれば別ですが、本教材においては「短期間で」「最速で」といった点をアピールしていますので、「すぐに結果を出したい」という期待を持って購入する人のほうが過半数以上だと思います。

そういった方が本教材の、

  • 「あなたに失敗をしてもらうことが第2章の目的です」
  • 「失敗することで経験値がたまり、それが自信につながるプロセスを体験していただきます」
  • 「厳しいと思いますが、具体的なアドバイスは一切しません」

といった文章を読むと、もれなく脱力します。

これまでにさんざん失敗を繰り返してきても自信につながらなかったから教材を買ったのに、さらに失敗しろという、著者の意図が良くわからなくなります。

「最短で」と銘打つのであれば、失敗させるのは手間と時間の浪費でしかありません。

例えばですが、料理が全くできない人がいたとします。その人を主婦レベルの料理の腕前まで「最短で」引き上げるには、鍋を焦がしたり指を切ったりといったことをさせるべきではありません。正しいレシピを横において、正しい手順で一つ、また一つと料理を仕上げていくことが「最短で」引き上げる方法です。

また、英会話が全くできない人がいたとします。その人を日常会話ができるレベルまで「最短で」引き上げるには、無言で押し黙る時間を与えるべきではありません。正しい日常英会話を一つ、二つと身につけていき、実際にネイティブに対して使ってみることが「最短で」引き上げる方法です。

即効性をアピールするのであれば、具体的なアドバイスもしないまま、わざわざ失敗させるのはかなりの回り道です。購入者の方からクレームが出ていないか、心配になる記述です。

「彼女を作ること」と「モテる男になること」は全く別問題

教材タイトルや販売ページには、

「最愛の彼女を短期間で作るための最後の切り札」
「自分が好きだと本気で思える女性を最速で彼女にしたいあなたへ」
「この世でたった一人の愛する女性を手にいれた秘密」

と書かれていますので、彼女を作る教材と思われがちですが、よく読むと、

「モテる男の真実」
「真にモテる男になるための『究極のノウハウ』
「女性達から様々な恩恵を与えられる男へと変貌を遂げる」

とも書かれており、「彼女は欲しいけど、できれば不特定多数の女性からもモテたいな」という、目的が若干ブレている人向けの教材だということが分かります。

誤解している人がいるかもしれないので書きますが、「彼女を作ること」と「モテる男になること」は全く別問題です。

「彼女を作る」ためには、たった一人の女性に好かれれば良いです。ですので極端なことを言えば、会話力や外見といった要素を一切磨かなくても、その「彼女」に会いさえすれば、好かれる可能性があります。

逆に「モテる男になる」ためには、不特定多数の女性に好かれる必要があります。そのため、女性の多くが好むであろう会話や外見を作っていく必要があり、自分自身をより向上させ、より多くの女性の恋愛対象となることが求められます。

つまり、「彼女を作ること」とはあなたを好いてくれる一人の女性と出会って付き合うまでのノウハウであり、「モテる男になる」とは不特定多数の女性に好かれるために自分自身の能力を高めていくノウハウということになります。

今この記事をご覧になっているあなたのご両親や、結婚している知人夫婦を思い浮かべてみてほしいのですが、それぞれの「夫」にあたる男性が全員「モテる男」であったかというと、そうではないと思います。むしろ「スペックは一般的でも、相手の女性好みの要素が秀でていた」という場合のほうが多いと思います。

つまり「彼女を作ること」と「モテる男になること」は全く別のノウハウです。最短で彼女を作るのであれば、わざわざ不特定多数の女性にモテる男になるという回り道を通らなくても良いのです。

余談ですが「彼女を作ること」に特化しているのが「結婚相談所」です。相談所は相談者のスペックを上げることよりも、とにかく出会いの数を最優先します。不特定多数の女性に好かれる必要は全くなく、「たった一人の女性」を見つけられれば良いからです。

Dear Woman&Courageの矛盾点

「Dear Woman&Courage」ではいくつかの矛盾点が見受けられました。気になった箇所を抜粋します。

その1:愛して騙す

「Dear Woman&Courage」の「はじめに」の項目には、教材を使う上での約束事が書かれています。そのうちの一つは「女性を敬い、愛すること」というものです。

販売ページにも堂々と書かれていますが、この「女性を愛する」というものが、本教材の主軸となります。自分自身に経験と成長を与えてくれる女性に対して感謝することを忘れずに、教材ノウハウを実践していくというスタンスです。

しかし、第6章でかなりの矛盾が生じていました。セックスを終えた女性をセフレ化するために、どのようにして女性を騙せばいいかという、非常に丁寧な嘘のつき方が解説されていました。

著者本人も女性を騙しているという自覚があるようで、

この方法は結局女性を騙している裏技的なものですから心は痛いのですが、あなたにだけはこの裏技をお伝えします。

としっかり書いています。しかも、この第6章だけではなく

デート前の段階(第四章)の段階から、ある程度●●を演じている必要があります。

※注:一部ネタバレのため伏字にしています。

としていますので、セフレ化する女性は事前に目星を付けておき、騙していくという方法のようです。

これは教材の約束事である「女性を敬い、愛すること」からかなり外れますし、そもそも「はじめに」においては約束事に対して
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とまで言い切っているにもかかわらず、第6章では「騙せ」としています。

購入者が独断でやるのは勝手ですが、「女性を愛してください」と言っている著者本人がこういったことを教材内で推奨してはどうかと思います。

「女性を愛してください」「必ず、約束してください」とまで書いている本人が、まず先に約束を破るのはどういうことでしょうか。

その2:自分自身で決断していいの? 悪いの?

「はじめに」にある約束事のひとつ目には「必ず第一章から読み始め、自分自身の判断で勝手に飛び級しないこと」と書かれています。

自分自身で判断してはいけないのなら、章を読み終わるたびに著者にメールで進歩状況を伝え、判断を仰がなくてはいけないのかと思いましたが、そうではないようでした。第2章に以下のようなことが書かれていたためです。

ちなみに第三章へ進む目安ですが…それもあなた自身で決めてください。

自分が女性を愛していると感じることができたら、次はいよいよテクニック編へ突入してください。

…自分自身の判断で勝手に飛び級してはいけなかったのではないでしょうか。

そもそも、約束事を「必ず、約束してください」としているにもかかわらず、約束しないことを推奨しています。

例外がある、ということなのかもしれませんが、それならわざわざ
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こんな注意書きをする必要はなかったわけです。

その3:体の相性は大切?

第3章には「アタックする対象の女性がMならば、一時的にSを演じろ」と書かれています。

しかし、第6章まで読み進めると今度は「体の相性は大切である。体の相性が悪い女性と付き合うことはお互いに欲求不満になるので悪循環だ」「だから、友達に戻れ」という内容の記述があります。

…なぜ一時的にSを演じろ、としたのでしょうか? 

事前に体の相性が悪いとわかっているのであれば、わざわざSを演じる必要はないと思います。アタックせず、友達のままでいればよいだけです。

結局のところ、この教材の本心は「セックスできそうな女がいれば、しておきましょう」というものである気がします。著者の主張がころころ変わってしまうため、「女性を愛しましょう」という言葉が非常に薄っぺらく感じられてしまいます。

そのため、このノウハウをそのまま実行してしまうと、少なくとも私個人に関しては「この人、口先だけだな」という印象を受けます。愛情は、全く感じません。

この教材で言っている「愛情」とは、結局のところ「都合のいい自己愛」でしかありません。そもそも見返りを期待している時点で愛情ではありません。エーリッヒ・フロムの「愛するということ新訳版(楽天リンク)」を一読されることを、著者の方にはおすすめします。

以下、採点で評価してみます。

ありすが採点しました

価格は適切か?

12/20点

高いです。

メールサポートは無期限・無制限なのに加え、教材本編もそれ相応のボリュームがあるので一見好感が持てますが、それ以前の問題として教材のノウハウがあまり効果的だとは思えません。

教材内で推奨されているサイトも一部にリンク切れがあり、スマホアプリ対応すらしていないので、早急なバージョンアップを望みます。

特典音声もメモを取りつつ聞きましたが、ダラダラ話していてまとまりが無く「結局何が言いたいのかわからなかった」のが正直な感想です。ただ、単に私の理解力が低いだけかもしれないので、理解力の高い方であれば要点をつかみ取れるのかもしれません。

教材に対して「内容はともかく、ボリュームさえあればいい」という価値基準をお持ちの方であれば、特典のボリュームもありますので、価格相応に感じる値段設定だと思います。

販売広告は適切?

8/20点

【二重価格表示】
二重価格表示を行っています。2010年の発売以来、定価で販売された形跡が見つかりません(参考サイト:Wayback Machine)

【限定特典?】
「特典2:鬼畜エンペラー」に関しては、

この特典だけは規定数に達し次第、情け容赦なく削除します。

と100人限定表示がありますが、2010年の発売からずっと表示されています。2015年の現在でも購入者がまだ100人に達していないということでしょうか。

【サイトが消える?】
販売ページには、

繰り返しますが、あなたに読んでもらうためだけ にこの手紙は存在しています。

あなたに全てを伝えきったらこの手紙は、インターネット上から消えます。

と書かれていますが、消えません。

何度かアクセスしましたが、通常通りアクセス可能でした。サイト自体も2010年から問題なく表示されているようですので、まだこの手紙は私に全てを伝えきっていないようです。

非モテ男子でも再現可能なテクニックか?

8/20点

やや困難です。

というのは、本教材は成功するためのポイント解説に特化した教材だからです。

「女性を落とすコツは●●です!」という一文があっても、その●●のやり方や、どんな●●が正解なのかといった、具体的な解説が薄いです。それが正しいのはわかるのですが、やり方をきちんと書いてほしいのです。

何というか…例えばレストランに行って「これがおいしい料理です!」って目の前に料理を一皿出されて、間髪入れずに「じゃあ作ってみましょうか」といきなり厨房に連れていかれる感じです。

「それが正しいのはわかるんだけど、それができないから困ってるんじゃねーか」みたいな苦情が出ないことを祈ります。

応用可能な力が身に付くか

16/20点

教材通りに実践すれば、嫌でも身に付きます。

なぜなら、著者は第二章で実践することを求めてくるためです。ただの実践ではありません。「正しい方法を伝えないうえでの実践」です。スパルタにもほどがあります。

印象としては、はるか沖にぽつんと島が見える砂浜に手ぶらで連れていかれて「次のゴールはあそこだ。経験値を積むためにとにかく進め」と言われてるような感覚に陥ります。

「どうやって進むんですか?」と著者に聞いても「とにかく失敗することだ。経験値になるし、それが君を大きくする。頭を使うんだ」と返されます。

第2章においては、島に着いたらゴールなのか、着かなくてもゴールなのか、それすらも指示されません。

こういった「あとは自分で頑張ってね」というスタイルの教材が好きな著者の方も、購入者の方も、一定数は存在するのかもしれません。スパルタ系が好きな人なら、こういったタイプの教材は嬉しくて仕方ないと思います。

女性がされて嬉しいテクニックか

8/20点

私には合いませんでした。テクニックに関しては、納得2割・疑問視8割くらいです。

余談ですが、私自身女性ですので、本当に効く教材を読んだときは「ぞっとします」。

最たるテクニックは「TAV」だったのですが、比喩でもなんでもなく、「これは落ちる」と確信できるテクニックを読んだときは、鋭い刃物を向けられたときのように、本当に鳥肌が立ちます。というのは、教材のテクニックを使われることで、自分自身の身に危険が及ぶ可能性を本能的に感じてしまうためです。

ですが「Dear Woman&Courage」の場合、読んでも何の危険性も感じませんでした。オモチャの刃物を向けられているような、「それじゃあ効かないよ~」と、笑って流せるタイプのテクニックでした。メールテクニックに関しても、本教材の半額ほどである「恋愛メール大百科」の方が役に立ちます。

もし「Dear Woman&Courage」のテクニックが効く女性がいるとしたら、その女性は初めからあなたに好意を持っている女性です。好きな相手のしてくることでしたら、なんでも好印象になりますので。

結論!ありすの評価は?

52/100点

本教材は、矛盾点が多く見受けられた教材です。そのため、真面目な方が購入すると混乱する恐れがあります。状況に応じて柔軟な考えができる男性なら使いこなせるかもしれませんが、そもそもそういった男性であればすでにモテている気もします。

「Dear Woman&Courage」は、恋愛において守るべきポイントを示してくれるのは良いのですが、そのポイントを達成するための解説が若干手薄です。そのため本教材の2章にもあるように、購入者はとにかく自力で何とかしていく必要があります。

恋愛ノウハウを手とり足とり教えてほしいと思っている人は買うべきではなく、逆にポイントだけ教えてもらったらあとは自分の力で進めていきたい、と思っている人であれば買いです。ただし、恋愛テクニックそのものに関しては私自身も疑問視するものが多かったため、万人の女性に効くかと言われると、難しいものがあります。

もし恋愛を基礎から学びたいのであれば、「恋愛初心者のための教材選定ガイド」のページを参考に、わかりやすく構成された教材から始めることをオススメします。

●まとめ●
「Dear Woman&Courage」は、著者の柔軟過ぎる主張に付いていける、スパルタ好きの人のための教材。恋愛テクニックは万人受けしない可能性もあるので、使う場合は十分惚れさせてからにしましょう。

※残念教材のため、「モテ道」からはリンクしておりません。

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